Netflix、2018年に約80本のオリジナル映画を公開予定 ― 「これなしでは生きていけないというコンテンツを」

米Netflixは2018年に約80本のオリジナル映画を配信する計画だという。米バラエティ誌が報じている。

Netflixのチーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるテッド・サランドス氏によれば、2018年のオリジナル映画配信計画は長期的に進められてきたものだという。365日に80本が公開されるということは、単純計算で4日半に1作のペースで新作が配信されることになるわけだ。

テッド氏によれば、今後のラインナップは「100万ドル級のサンダンス映画祭を狙う作品から、より大規模な作品まで」幅広いものになるという。その先駆けと呼ぶべきだろうか、2017年12月22日にはウィル・スミス主演、デヴィッド・エアー監督による『ブライト』が公開されるが、この作品を同氏は「大規模のイベント映画」だと形容している。

みなさんにはオリジナル映画の持つ可能性の第一歩を観ていただけると思います。テレビの側から巨大なスケールの作品を作れるかもしれないんだ、ということです。」

またNetflixは、2019年前半にマーティン・スコセッシ監督によるオリジナル映画『ジ・アイリッシュマン(原題:The Irishman)』(記事)の配信を予定している。『ブライト』は約9,000万ドル、『ジ・アイリッシュマン』は1億ドル以上の予算が費やされているといわれており、その規模はハリウッドのスタジオ映画にもまったく引けを取らないものだ。
これに加えて年80本という恐るべき配信ペースが実現すれば、Netflixがこれまで以上に映画業界を震撼させる存在になることは間違いない。極端にいえば“映画館に行かずとも80本の新作映画を観られる”わけで、しかも2018年に同社はオリジナルの映画・ドラマ作品の製作・配信に70~80億ドルを投じるという。

ちなみに2017年8月には、米ディズニーが自社映像配信サービスを開始すること、それに伴ってNetflixから作品を引き上げることを発表していた。いわば強力なパートナーが強力なライバルへと転じた格好だが、テッド氏は「これなしでは生きていけない、というようなコンテンツを作ることに注力します」と述べて、今後の方針に確固たる意志をにじませている。

おそらく今後のNetflixは、「映画やドラマが見放題」というサービスから「Netflixでしか観られない作品がこれだけある」という側面をより強調していくことになるだろう。すでに映画ファン・ドラマファンが唸るようなラインナップを連発しているだけに、今後の動向にはいっそう期待してもよさそうだ。ただしその反面で、ユーザーの睡眠時間は確実に削られている……。

Source: http://variety.com/2017/digital/news/netflix-80-films-release-2018-ted-sarandos-1202591430/

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稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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