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新DC、ジャスティス・リーグ計画あり ─ 「現時点でこの世界には存在しない」とジェームズ・ガン

スーパーマン
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ジェームズ・ガン率いる新DCユニバースにも、いずれジャスティス・リーグは登場する──。米Entertainment Weeklyにて、ガン自身が示唆した。

映画『スーパーマン』は新DCユニバースの映画第1弾で、デヴィッド・コレンスウェット演じるスーパーマン/クラーク・ケントの初登場作。この映画を皮切りに、ガンはユニバースを貫く巨大なストーリーを描いていく計画だ。

「最も重要なのは個々の物語です。同時により大きな物語も描くことになりますが、そちらにはもう少し時間がかかるでしょう。僕の次なる数作品はそのような方向性になります。」

『スーパーマン』ののちにガンが手がけるのは、ドラマシリーズ「ピースメイカー」シーズン2(8月US配信)だ。ガンによると、まずはこの2作品が「より大きなストーリーという点ではきわめて重要」。一方で、アニメシリーズ「クリーチャー・コマンドーズ」は「必ずしも重要ではない」そうだ。

新DCユニバースの“大きな物語”にはスーパーヒーローのチームが関与するのか、ジャスティス・リーグの計画はあるのか。この問いかけに対し、ガンは「もちろんです。しかし、今のところこの世界にジャスティス・リーグはいません」と応じた。

もっともガンが計画するのは、マーベル・シネマティック・ユニバースのように個別のヒーローから世界観を構築するのではなく、すでに多くのスーパーヒーローが存在する世界観だ。「全員を説明する必要はありません。この世界には少しの魔法と、我々の理解を超えた科学がある。恐竜たちの島が存在するような場所なのです」という。

出演者たちも、ガンが構想する今後の計画をすべては聞かされているわけではない。スーパーマン役のデヴィッド・コレンスウェットも、ジャスティス・リーグ結成の可能性については「最高ですね」と応じつつ、「そういうことを先走って考えることはしたくない」と語った。

「なぜなら、なにかしら特別なことへの期待を高めたあと、それが別の方向に進むようなことは嫌だから。僕は幸せな無知の状態でいたいんです。そうすれば、ジェームズが何が起きるかを教えてくれたときに素晴らしいサプライズをもらえる。もしもジャスティス・リーグが彼の頭の中にあるのなら、僕にとっては最高ですよ。そのことを頭の片隅に置きつつ、どうなるのか様子を見ることにします。」

なお、新DCユニバースの映画第2弾は『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』。もっとも個別の物語を重視するガンは、『スーパーガール』を楽しむために『スーパーマン』を観る必要はないと強調する。「誰でも次の作品に飛び込んでストーリーを楽しめるよう、情報が欠けていると感じないようにしっかりと気をつけています」。

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Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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