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THE RIVERニュースレター 8月11日号 ─ エンタメの最新ニュース紹介

THE RIVERのニュースレターです。日々のニュースや話題から注目のトピックを厳選して紹介・解説します。面白い最新情報や、タメになる話まで。THE RIVER運営代表の中谷が担当。

デンゼル・ワシントン主演『イコライザー THE FINAL』の日本公開が2023年10月6日に決定しました。米公開は9月1日なので、およそ1ヶ月のラグで日本にやって来ることになります。

9月22日には、日本で『ジョン・ウィック:コンセクエンス』も公開。ハードボイルドなアクション映画が立て続けに上映されるということで、活気あふれる秋になりそう。ところで『イコライザー THE FINAL』の原題は『The Equalizer 3』なのですが、『THE FINAL』との邦題がつけられたということは、本編でもマッコールさんが戦いを終えるような描写があるということでしょうか。とにかく楽しみに待ちましょう。

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きょうの話題

  • ノーラン新作『オッペンハイマー』英語脚本は米Amazonで買える
  • マーベル映画のVFXアーティストたちが労組加入へ
  • DC『ブルービートル』まもなく米公開、初週末予想3000万ドル
  • A24ファン必見の『Talk to Me』、早くも続編決定

ノーラン新作『オッペンハイマー』英語脚本は米Amazonで買える

クリストファー・ノーラン監督の話題の最新作『オッペンハイマー』の日本公開は未定のまま。上映中の海外まで観に行く余裕もなかなかないが、どうしても映画の全容を早く知りたい……という方は、英語版脚本に手を出してみては。

Amazonでは『オッペンハイマー』の脚本(ペーバーバック)が販売中。全150ページで、およそ16ドルだ。2023年8月1日より発売されると、AmazonnのScreenwriting部門ではベストセラー1位を獲得する話題になっている。

マーベル映画のVFXアーティストたちが労組加入へ

VFXアーティストたちが“アッセンブル”を果たした。マーベル・スタジオのVFXクルーたちが、労働組合の結成に受けて選挙を申請した。70年代以来ほぼ非組合員だったVFX業界に大きな影響を及ぼすものになるという。

映画制作に関わる様々な分野(例えば、編集や音響、照明、撮影、衣装やメイクアーティストなど)は労組に参加していたが、VFX分野はそうではなかった。マーベル・スタジオ作品ではVFXアーティストらの過酷な労働環境が度々話題になり、改善が求められていた。

国際映画劇場労働組合(IATSE)の代理人は「業界の古い壁を打ち破る」「どのエンタメ業界の就労者たちは、お互いの権利を守るために立ち上がる」とコメント。脚本家や俳優のストライキと合わせて、ハリウッドで働く人々の権利を保護する重大な動きとなる。

DC『ブルービートル』まもなく米公開、初週末予想3000万ドル

DC映画最新作『ブルービートル』の日本公開予定がさっぱりわからない一方、全米では2023年8月18日より公開を迎える。DC旧体制からの残存企画でありつつ、ジェームズ・ガンいわく新ユニバースに属するという、独特の立ち位置の作品だ。

オープニング興収は国内3,000万ドルとやや控えめ。これは『シャザム!〜神々の怒り〜』(2023)とほぼ同程度(3,010万ドル)で、直近のワーナー配給作としては『MEG ザ・モンスターズ2』並(3,000万ドル)だ。『ブルービートル』ではヒスパニック/ラテン系の観客を取り込むことが期待されている。

折しも俳優組合のストライキにより、キャストたちが本作について説明できないまま公開を迎える『ブルービートル』は、本国のファンの間でも宣伝が少なすぎるのではないかと懸念されている。『重甲ビーファイター』のようなメカヒーロー感や、ボディ・ホラーの名手クローネンバーグ作品を目指したという情報からも期待が高まるのだが、果たして日本上陸は果たすだろうか。

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A24ファン必見の『Talk to Me』、早くも続編決定

A24配給の新作『Talk to Me』に、早くも続編『Talk 2 Me(原題)』の製作が決定。今最も注目を集めるホラー作品だ。

いわゆる「こっくりさん」的な降霊会モノ。2023年のサンダンス映画祭で注目を集め、アリ・アスター、ジョーダン・ピール、サム・ライミ、スティーブン・スピルバーグ、スティーブン・キングらが大絶賛。あの『ミッドサマー』をぶっちぎるオープニング興収を記録し、Rotten Tomatoesでも批評家スコアは95%だ。
この作品の注目点は、『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』などのパロディ映像で人気を集めた双子YouTuberが長編商業映画デビューを飾っていること。フィリッポウ兄弟はこの作品をはずみに、『ストリート・ファイター』実写映画の監督にも就任している。フィリッポウ兄弟と『Talk to Me』が今後来るぞ、ということで覚えておこう。

ちなみに『Talk to Me』は2023年12月22日に日本公開予定。まだ邦題も決まらぬまま公開予定だけでも情報解禁したということは、配給のギャガもなかなか気合が入っているということだ。

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情報参考:Deadline,Deadline,Deadline

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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