THE RIVERニュースレター 8月18日号 ─ エンタメの最新ニュース紹介

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小説『三体』ファンとしてNetflixの実写ドラマ版が非常に楽しみなのですが、それより先に中国で映像化されていたドラマが、日本で2023年10月よりWOWOWで放送・配信されることが決定したようです。
『三体』は科学者たちの間で相次ぐ自殺や、謎に包まれたVRゲームの攻略が、やがて何世代もまたぐ宇宙規模の壮大な物語へと展開していく作品。原作小説は全3巻あるのですが、特に後半に進むにつれて映像化不可能としか言いようのない、驚異的に複雑な描写がなされていきます。いったいどのようにドラマ化されるのか、中国版とNetflix版を見比べるのも面白そう。
きょうの話題
- DC『ブルービートル』、『バービー』から首位奪う見込み
- ティモシー・シャラメ、『バービー』セット訪れ「出ればよかった」
- DC『スーパーマン:レガシー』脚本をスタッフが絶賛
- 『トロン』新作が製作延期、監督が苛立ち
DC『ブルービートル』、『バービー』から首位奪う見込み
ついに『バービー』の牙城が崩れるかもしれない。7月21日の米公開以来、4週連続でランキング1位をひた走る同作は、8月18日にいよいよ2位以下へ降りる可能性が高いと見られる。首位を奪うのは、同じくワーナー・ブラザース配給のDC映画『ブルービートル』だ。
シリーズ初のラテン系ヒーロー単独映画『ブルービートル』の初週末興収予想は3,000万ドル。一方の『バービー』は4週目(11日〜13日)の記録が3,380万ドルで、ここから30%ほど落ちて2,200〜2,400万ドル程度になる見込みだ。もっとも、『バービー』はすでに『ダークナイト』を超えてワーナー史上最高の米興収をあげている。
『ブルービートル』は現時点で日本公開の予定が公表されていない。本国で『バービー』を抜いてスマッシュヒットを放てば、もしかしたら日本へも熱が伝わって状況も変わるかもしれない?
ティモシー・シャラメ、『バービー』セット訪れ「出ればよかった」
『バービー』監督のグレタ・ガーウィグといえば、『レディ・バード』(2017)『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)ではティモシー・シャラメを起用。すっかり売れっ子となったシャラメだが、大ヒット作の『バービー』への続投は実現していない。
実は監督はシャラメに『バービー』カメオ出演を打診していたのだが、スケジュールの都合がつかなかった。しかしシャラメは『バービー』のセットを訪問し、「出るべきだった」と漏らししたのだそう。監督も「でしょ!どうして出れないの」と返したということだ。
なお、同じくガーウィグ作品常連のシアーシャ・ローナンも同様にカメオ出演の案がありながら都合がつかず。その代わり本作では、ジョン・シナといった意外な顔がサプライズ登場を果たしている。
DC『スーパーマン:レガシー』脚本をスタッフが絶賛
DCユニバース新体制下で初めて製作される実写長編映画『スーパーマン:レガシー(原題)』の脚本を、VFXスーパーバイザーが絶賛している。「あまり多くは語れないけれど、良いものになりそうだということだけ。素晴らしい脚本です」。
DCスタジオを率いるジェームズ・ガンが自ら脚本と監督を務める作品で、新ユニバースの指針的な一作となりそう。VFXスーパーバイザーのステファン・セレッティはガンが書き上げた脚本を絶賛しつつ、ガンと協業経験のあるメンバーの多いチームで一丸となって頑張っていると続けた。
『スーパーマン:レガシー』では、スーパーマン/クラーク・ケントの地球での人間としての生い立ちを描く。クラーク・ケント役はデヴィッド・コレンスウェット、ロイス・ウェイン役はレイチェル・ブロスナハン。これまで快活にもシリアスにも描かれてきたスーパーマン、ガンはどう調理するか。
『トロン』新作が製作延期、監督が苛立ち
『トロン』シリーズ新作『トロン:アレス(原題)』はストライキの影響で製作を遅らせる。もともとは2023年8月の撮影開始予定で、脚本家ストライキに関わらず決行するとされていた。ところが俳優ストライキも始まったことで延期を余儀なくされた形だ。
撮影初日となるはずだった日、監督のヨアヒム・ローニングはSNSで、ストライキの意向は支持しつつも、延期になったことへの苛立ちを隠していない。「毎日が貴重なのに、なぜ突然時間が空いてしまったのか。この戦略には苛立っている。今こそ外交の時であり、誰にとっても公平な条件があって初めて、我々は仕事に戻ることができる」。
『トロン:アレス』はシリーズ第2作『トロン:レガシー』(2010)の続編となり、トロン・プログラムに入り込むアレス役でジャレッド・レトが主演。『X-MEN』シリーズのクイックシルバー/ピーター・マキシモフ役で知られるエヴァン・ピーターズも出演する。
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情報参考:Deadline,Variety,Comicbook.com,THR