『X-MEN』マイケル・ファスベンダー、『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティ監督とタッグ ─ 世界最弱サッカーチームのW杯描く実話映画

『X-MEN』シリーズや『それでも夜は明ける』(2013)、『スティーブ・ジョブズ』(2015)のマイケル・ファスベンダーが、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)タイカ・ワイティティ監督の次回作『Next Goal Wins(原題)』に出演する方針であることがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。
イギリスのドキュメンタリー映画『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』(2014)を原案とする本作は、2001年にFIFAワールドカップ予選でオーストラリア代表に0対31という歴史的大敗を喫し、FIFAランキング最下位に10年以上君臨した“世界最弱”のサッカーアメリカ領サモア代表の物語。オランダ人監督トーマス・ロンゲンのもと、チームは2014年のワールドカップ予選に挑んだ。
報道によれば、マイケルは契約交渉の最終段階にあり、主人公のコーチ役(映画化にあたっての設定は不明)を演じる。ユーモアあふれる演出、エモーショナルな人間ドラマの両立を得意とするタイカ監督の作品で、マイケルにとっての新境地が切り開かれることも期待できそうだ。また、サモア代表のチームメンバーを演じる俳優には、サモア諸島において男性でも女性でもない「第3の性」とされるファアファフィネ(Fa’afafine)の人々が検討されているという。
脚本・監督を務めるタイカは、第2次世界大戦下のドイツを舞台とする新作『ジョジョ・ラビット』(2020年1月公開)を手がけたFOXサーチライト・ピクチャーズと再タッグ。共同脚本は「思春期まっただ中」(2008-2010)のイアン・モリスが担当する。なおプロデューサーには、原案作品『ネクスト・ゴール!』を監督したマイク・ブレット&スティーブ・ジェイミソン、同作をプロデュースした俳優アンディ・サーキス、そして『シンクロナイズドモンスター』(2016)のギャレット・バッシュが就任した。
なおタイカ監督は『マイティ・ソー』シリーズの最新作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』も控えており、本作『Next Goal Wins』の撮影は2019年秋より開始される予定だ。
Source: THR