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クリストファー・ノーラン、ロバート・パティンソン版バットマンが「すごく楽しみ」 ─ 『TENET テネット』撮影現場を振り返る

ロバート・パティンソン クリストファー・ノーラン
[左]Photo by Maximilian Bühn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Robert_Pattinson_Premiere_of_The_Lost_City_of_Z_at_Zoo_Palast_Berlinale_2017_02.jpg [右]Photo by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Christopher_Nolan_Cannes_2018.jpg

クリストファー・ノーラン監督といえば、代表作『ダークナイト』3部作でバットマン/ブルース・ウェインをスクリーンに甦らせ、非常に優れた成果を収めたクリエイターだ。最新作『TENET テネット』に出演したロバート・パティンソンは、2021年公開『ザ・バットマン』で新たなバットマン役を演じるが、ノーラン監督は“ロバート版バットマン”をどう見ているのだろう?

以前ロバートが明かしたところによれば、バットマン役が決まったのは『TENET テネット』の撮影初日だったそう。それゆえ、ノーランらもバットマンの話題は早くから知っていたようだが、CNA Lifestyleの取材によれば、しばらくの間は、その話題をロバートと直接話すことはなかったという。

「撮影が本当に終わりに近づくころまで、(バットマンの話題には)敬意を払い、ずっと黙っていました。(その後は)ちょっとだけ話をして、ジョークも言いましたよ。彼(ロバート)が経験するだろうことについて、いろんな側面から、少しだけ話したこともあります。だけど僕は、彼がキャスティングされて感激したし、彼は素晴らしい仕事をすることでしょう。あのキャラクターで彼がどんなものを見せてくれるのか、すごく楽しみにしているんです。」

またノーランは、米Entertainment Tonightでも「ロバートは自分がやると決めたことは何でもやれる。一緒に仕事をしてみて、それは絶対の自信を持って言えます」と信頼を表明。バットマンというキャラクターについても、「『バットマン ビギンズ』(2004)を作る前に、バットマンとは解釈され直す中で進化するキャラクターなのだと学びました。それぞれの世代でそれぞれのバットマンが作られる、それが伝説のキャラクターを新鮮なものにし続けているんです」と語っている。

ところでノーランは、「『TENET テネット』の撮影現場でロバートに(バットマンについての)アドバイスをしましたか?」との質問に対し、「いいえ。アドバイスはまったく求められませんでした」と答えている。ちなみにロバートいわく、撮影現場ではノーランとバットスーツの話をしたとのこと。二人が交わすバットマンについての論議、いずれどこかで聞いてみたい。

映画『TENET テネット』は2020年9月18日(金)全国公開。

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Sources: CNA Lifestyle, Entertainment Tonight

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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