『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』衝撃のラスト、『カジノ・ロワイヤル』時に決められたものだった ─ 偽の結末も存在

本記事では『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』未鑑賞の読者を考慮し、ネタバレなしでお届けしております。ラストシーンまでの流れを含め、一切の情報を入れたくないという方は必ず鑑賞後にお楽しみください。

『ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、『カジノ・ロワイヤル』に始まったダニエル・ボンド最後のミッションが描かれる。ボンドは、過去の悲しみを乗り越えようとしていたなかで出会ったマドレーヌとの関係を進めていこうとするも、新たな強敵が立ちはだかった。全編を通して、一筋縄ではいかない過酷な戦いが展開されていったが、最後は苦難のなかに希望を見いだせるような締めくくりとなった。
米Yahoo!Lifeは、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラストシーンに関する製作時のエピソードを綴ったメイキングブック「The James Bond Archives. “No Time To Die” Edition」の内容を一部紹介。そこではダニエル・クレイグが振り返る、『カジノ・ロワイヤル』時にプロデューサーと交わしたやり取りが記されている。
「僕が『カジノ・ロワイヤル』でボンドを始めた時、バーバラ(・ブロッコリ)とマイケル(・G・ウィルソン)と早くから話していたことがありました。僕が(役目を)終える時は、彼(ボンド)にもそうしてほしいと。」
ダニエルとごく一部の制作陣は、ボンドが最後にたどった運命を『カジノ・ロワイヤル』から15年ものあいだ隠し通していたのだ。同書によると、外部に情報が漏れるのを防ぐために、ダニエルらは出演者や制作クルーにも口外しなかった。さらには「ボンドが功績を認められ、ナイトの称号を授けられる」という偽の結末まで用意されていたのだという。『007 慰めの報酬』(2008)からアソシエイト・プロデューサーを務めるグレッグ・ウィルソンは「ストーリーの一部を秘密にし続けなければいけなったのは、これが初めてでした」と語った。
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Source: Yahoo!Life