『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ナキア役、概要を知らされて「抑えきれないほど泣いた」と告白

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のキャストとスタッフは、ティ・チャラ役で主演したチャドウィック・ボーズマンの死という、途方もなく大きな悲しみを乗り越えて撮影に挑まなければならなかった。さらに、続編でボ―ズマンの偉大なレガシーを継承させていくプレッシャーとも戦わなければならず、かつてなかったほどのチャレンジを強いられたことは言うまでもない。
キャストとスタッフが様々な想いを抱いて製作に取り組んだことは想像に難くない。米The Hollywood Reporterのインタビューではナキア役のルピタ・ニョンゴが、ボ―ズマンの死後に書き直された脚本の構想について、ライアン・クーグラー監督から伝えられた時のことを回顧している。
「彼(クーグラー)が続編の構想を教えてくれて、泣いてしまったのを覚えています。抑えきれないほど泣いてしまいました。
安心したからです。チャドウィックとティ・チャラに敬意を表し、ナキアが成長できるような物語を続けられると知って安心したからです。」
『ワカンダ・フォーエバー』ではストーリー上でボ―ズマンとティ・チャラに敬意を払うだけでなく、撮影に先駆けて、キャスト陣がボーズマンのお墓参りをして弔ったとニョンゴが明かしていた。また、クーグラー監督はボ―ズマンの写真を入れたネックレスを毎日身に着けていたそうで、ワールドプレミアの会場でも、そのネックレスを首からかけている監督の姿が捉えられている。シュリ役のレティーシャ・ライトも「続編はチャドウィックへのラブレター」だと表現し、その想いを伝えていた。
亡き“キング”に対するキャストとスタッフの愛と敬意が惜しみなく注がれた映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は公開中。
Source:The Hollywood Reporter