『オッペンハイマー』オバマ元大統領の「今年の映画」に選出 ─ 『落下の解剖学』『AIR/エア』など10作

クリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー』が、バラク・オバマ元アメリカ大統領の選ぶ“今年の映画”の一本に選出された。
オバマ元大統領が、この1年で心に残った映画・音楽・本をX(旧Twitter)にて発表するのはいまや年末の恒例行事。投稿の文面には「今年、脚本家と俳優たちが、より良い労働条件と保護を求めてストライキを行い、業界により良い変革をもたらす大きな変化が実現しました」と記された。
製作会社Higher Groundを通じて自身も映画のプロデュースに取り組んでいるオバマは、今年『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』『終わらない週末』『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』の3本をNetflixにて発表。「バイアスはかかっているけれど、実際に今年観た映画のベスト3」だと紹介している。
そのほかのベストとして挙げられたのが、『オッペンハイマー』を含む以下の10本。日本からは是枝裕和監督の『怪物』も選ばれた。
- 『The Holdovers(原題)』(アレクサンダー・ベイン監督)
- 『ブラックベリー』(マット・ジョンソン監督)
- 『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン監督)
- 『American Fiction(原題)』(コード・ジェファーソン監督)
- 『落下の解剖学』(ジュスティーヌ・トリエ監督)
- 『怪物』(是枝裕和監督)
- 『パスト ライブス/再会』(セリーヌ・ソン監督)
- 『AIR/エア』(ベン・アフレック監督)
- 『Polite Society(原題)』(ニダ・マンズール監督)
- 『A Thousand and One(原題)』(A・V・ロックウェル監督)
なお、2023年12月末の時点で、日本国内で鑑賞可能なのは『怪物』『AIR/エア』のほか、日本では劇場未公開・配信リリースとなった『ブラックベリー』の3作のみ。『落下の解剖学』は2024年2月23日(金・祝)、『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)に、また『オッペンハイマー』は2024年内に劇場公開予定だ。
Earlier this year, writers and actors went on strike to advocate for better working conditions and protections. It led to important changes that will transform the industry for the better.
Here are some films that reflect their hard work over the last year — including some like… pic.twitter.com/TMH9LeQgsT
— Barack Obama (@BarackObama) December 27, 2023