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オバマ元米大統領の選ぶ「2021年の映画」発表 ─『パワー・オブ・ザ・ドッグ』『ウエスト・サイド・ストーリー』『ドライブ・マイ・カー』ほか話題作が勢揃い

The Power of the Dog
Netflix 映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』12 月 1 日(水)より独占配信開始

年末にも差し掛かると、世界中の批評家による映画のベストがアナウンスされていく。そんな映画好きにはたまらない恒例企画に今年も元米大統領、バラク・オバマが参加した。オバマ元大統領は、2021年のお気に入り映画として以下の作品を挙げている。

  • 『ドライブ・マイ・カー』
  • 『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
  • 『ウエスト・サイド・ストーリー』
  • 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
  • 『Pig(原題)』
  • 『PASSING -白い黒人-』
  • 『The Card Counter(原題)』
  • 『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』
  • 『The Word Person In The World(英題)』
  • 『Old Henry(原題)』
  • 『最後の決闘裁判』
  • 『マクベス』
  • 『C’mon C’mon(原題)』
  • 『アイダよ、何処へ?』

ここからは順番に作品の簡単な紹介をしたい。最初に名が挙げられている作品は濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』。村上春樹の短編を原作にした映画で、カンヌ国際映画祭では日本映画としては史上初となる脚本賞に輝いた。ゴールデングローブ賞では非英語映画賞に選出されており、オバマ大統領だけでなく、カイエ・デュ・シネマをはじめ世界中から絶賛されている一作だ。

次に名が挙げられているのは、『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』。スティーヴィー・ワンダーや、B.B.キングら錚々たる顔ぶれが集結し、30万人以上が参加した音楽の祭典をを捉えたドキュメンタリーだ。サンダンス映画祭にて初上映され、ドキュメンタリー部門の審査員大賞&観客賞を受賞した。

これに続くのが、スティーブン・スピルバーグによるミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』。差別や偏見に満ちた社会の中で若者たちが今を必死に生きようとする姿を捉える物語だ。ゴールデングローブ賞では作品賞・助演女優賞・監督賞にて候補入りを果たしている。米国ではすでに公開済みで、批評家からの絶賛の声が相次いで絶えない。日本では、2022年2月11日に封切られる。

ジェーン・カンピオンによる『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は、ベネディクト・カンバーバッチふんするカリスマ的存在で周囲から恐れられる牧場主を主人公とした物語。Netflixにて独占配信中の本作は、ヴェネツィア国際映画祭にて銀獅子賞・監督賞に輝き、ゴールデングローブ賞では作品賞をはじめ、7部門にてノミネートされている。

ニコラス・ケイジが大事な豚を誘拐され復讐を誓う映画『Pig(原題)』や、テッサ・トンプソン&ルース・ネッガが共演した『PASSING -白い黒人-』が続く。Netflixにて独占配信中の『PASSING』では、1920年代後半の米国を舞台に、白人として生きることを選んだふたりの黒人女性の物語が紡がれる。

オスカー・アイザック主演、ポール・シュレイダー監督による『The Card Counter(原題)』は、過去の決断に悩まされる元軍人尋問官で、ギャンブラーに転身した男の復讐を描く物語だ。カイエ・デュ・シネマのベストにも選出されている。

さらには、『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』。1960年後半に黒人解放運動を牽引した政治組織、「ブラックパンサー党」の有力者の暗殺事件を描く伝記映画だ。メインキャストのひとりであるダニエル・カルーヤは本作で、アカデミー賞助演男優賞に輝いた。

カンヌ国際映画祭にて女優賞に輝いた『The Worst Person in the World(英題)』は、『テルマ 』(2017)のヨアキム・トリアー監督最新作。ノルウェー・オスロを舞台に、主人公の若き女性が、キャリアや恋にもがき苦しみながら、自分が本当は何者であるのかを見つめ直していく姿を描く物語だ。『Old Henry(原題)』は、農夫とその息子が、現金の入ったかばんを持った謎の負傷者を警戒しながらも保護するという筋書きの西部劇。Rotten Tomatoesでは、94%という非常に高い得点を叩き出している一作だ。

さらには巨匠、リドリー・スコットとジョエル・コーエンの最新作が名を連ねている。スコットによる『最後の決闘裁判』は、マット・デイモンアダム・ドライバーを主演に迎え、フランス史上最後の決闘裁判を描いた衝撃作だ。一方、コーエンによる『マクベス』は、ウィリアム・シェイクスピアによる不朽の名作を映画化するもので、デンゼル・ワシントン&フランシス・マクドーマンドが出演。2021年12月31日より劇場公開が予定されており、2022年1月14日からはApple TV+にて配信予定だ。ワシントンはゴールデングローブ賞にて主演男優賞として候補入りしている。

ホアキン・フェニックス主演、マイク・ミルズ監督最新作『C’mon C’mon(原題)』の主人公は、全米の子供たちに世界情勢について取材して回る男ジョニー。8歳の甥と一緒に過ごすことになったジョニーは、彼とともにロサンゼルス、ニューヨーク、ニューオーリンズを旅することになる。そして最後は『アイダよ、何処へ?』。ヤスミラ・ジュバニッチ監督による新作映画で、アカデミー賞外国語映画賞の候補入りを果たした一作だ。

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Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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