エリザベス・オルセン、まだ『ドクター・ストレンジ/MoM』を観ていない納得の理由

マーベル・シネマティック・ユニバース『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の中でも、特に「マッドネス(狂気)」をもたらしたスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役エリザベス・オルセンだが、実は本人は、作品を「まだ観ていないんです」という。米トーク番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」で明かしている。
役者の中には、自身の出演作で自分の姿を見ることを嫌うものもいるが、オルセンは「良い演技のために勉強ができるから」ということで、振り返りもかねて鑑賞したいタイプだそう。
ところが、『マルチバース・オブ・マッドネス』の初上映が行われるプレミアの当日、オルセンは「風邪を引いてしまって、座っていられなかった」ため欠席。そのため、自宅で鑑賞できるよう手配を頼んだところ、いわゆるウォーターマークが入ったものが送られてきた。
「私の名前が、観ている間ずっと表示されているんですよ。そういう状態では観たくなくって。」
「時間と日付も表示されていて、気が散っちゃったんです!」と続けるオルセン。関係者向けに発行されるオンライン上の試写(スクリーナー)では、漏洩防止のため、画面上に再生者個人が特定できる文字が「透かし(ウォーターマーク)」表示されるのが一般的だ。それはIPアドレスの場合もあれば、メールアドレスや、個人名の時もある。万が一の際に、リークした人物を特定するためのものだ。
スクリーナーによって、ウォーターマークは画面隅にひっそり表示される場合もあれば、画面中央にデカデカと表示されっぱなし、ということもある。セキュリティ上仕方のないことではあるが、視聴の際には、やはりオルセンの言うように気が散ってしまうもの。それも、IPアドレスならともかく、自分の名前が常時表示されたまま、というのは落ち着かない。
オルセンは本作で恐ろしくも哀しい役を熱演。ギョッとするような展開もある。『マルチバース・オブ・マッドネス』はすでにディズニープラスでの配信もスタートしており、もうウォーターマークの心配なく鑑賞できる。自身で見返した際にどんな感想を持つかも聞いてみたいものだ。
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Source:The Tonight Show Starring Jimmy Fallon