ワンダ役「演じ続けたい」とエリザベス・オルセン意欲 ─ ただしアニメ作品は「よくわからない」と素直

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役を演じてきたエリザベス・オルセンが、再演への意欲を燃やした。米Colliderにて、MCU作品とともに過ごした10年間を振り返っている。
オルセン演じるワンダ・マキシモフは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)での本格登場から、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を経て、「ワンダヴィジョン」(2021)『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)に出演してきた。
映画・テレビシリーズを横断しながらひとつの役柄を演じられた経験を、オルセンは「本当に稀有で、信じられないようなこと。テレビ番組に長く出演している方々はこういう気持ちなのかなと思った」と話している。
「ひとつの役柄に戻り、前進させ続けられることはすごく楽しい体験でした。特に『ワンダヴィジョン』では、思いっきりやれる機会を与えてもらえましたから。その後の『ドクター・ストレンジ』はワイルドでクレイジーな展開でした。10年以上にわたり、この役柄を演じられたことを幸運に思いますし、もっと演じ続けていきたい。本当に楽しかったし、クリエイティブな機会としてもすごく幸運だったと感じています。」

『マルチバース・オブ・マッドネス』の後はMCUを離れていたオルセンだが、今年配信のアニメシリーズ「マーベル・ゾンビーズ」で3年ぶりにスカーレット・ウィッチ役を声優として再演。ただし率直な発言で知られるオルセンは、「アニメーションはパラレルワールドのような気分。(実写で)私たちがやっていることとどう関係しているのかよくわからない」とも今回語っている。同作は「ホワット・イフ…?」の派生作品とあって、やはり非正史として受け止めるべきなのだろう。
過去にオルセンは、ワンダ役を「今こそしっかりと楽しめるはず。彼女にはユーモアの余地がもっとある気がするんです。[中略]願わくば、彼女には救われてほしい」と発言したり、「もし彼女を上手く活かす方法があるなら、いつでも喜んで復帰します」と復帰への意志を明らかにしていた。いずれ実写映画での再登場もありうるだろうか。

ちなみに、来たる『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』を手がけるアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、『シビル・ウォー』から『エンドゲーム』に至るワンダのストーリーを紡いだ張本人。オルセンと同じくキャラクターへの思い入れも深いと思われるだけに、再登場には絶好の機会と言えそうだが……?
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Source: Collider