Menu
(0)

Search

実写「ONE PIECE」、出演者が「歳を取りすぎてしまう前に早く進めなければ」と撮影監督

ONE PIECE
Netflix シリーズ「ONE PIECE」 8 月 31 日(木)世界独占配信

脚本家ストライキが終結したことにより、ハリウッドが再び動き出した。各スタジオは遅れを取り戻そうと、企画に優先順位をつけて製作再開への準備を進めている。

ハリウッド“休業”中に配信開始となり、大ヒットを記録したNetflix実写シリーズ「ONE PIECE」も製作が急がれている一つ。シーズン1で撮影監督を務めたニコール・ハーシュ・ウィタカーによると、その理由はストライキによる遅れだけでなく、キャストの年齢も大きく関係しているという。

この度ウィタカーは、シーズン2について「ドラマでは、作られるベき素材がたくさんあります」とした上で、製作の進み方が「『ハリー・ポッター』のようになるでしょう」と米The Directで発言。「みんなが歳を取りすぎてしまう前に、早く進めなければいけません」と話している。

【特集】アベンジャーズ新章、始動

ウィタカーが言及した映画『ハリー・ポッター』シリーズは11年間で8作品が公開。役者とキャラクターは作品を重ねるごとに同じだけ歳を取っていった。

一方、「ONE PIECE」では19〜21歳の原作キャラクターに対し、役者たちの年齢は既に20〜30歳。製作陣たちは全12シーズンの製作を漠然と望んでいることが判明しているが、仮に毎年1シーズンずつという急ペースで計算しても11年は必要となってくる。完結する頃には、メインキャストたちも30〜40歳となっており、演じるキャラクターとの年齢差が大きく乖離してしまう。原作コミックでは、「マリンフォード頂上決戦編」を境に2年のタイムジャンプを経るが、差を埋めるのに十分な期間とは言い難い。

それでは、どのような対策が考えられるだろうか。一つには、映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で採用された連続撮影が挙げられるだろう。配信開始に先がけて複数シーズン分をまとめて撮影することができれば一件落着だが、パフォーマンス主義のNetflixでは1シーズンごとの更新が主流である上、スケジュール的にも現実的な案とは言えない。CGによるディエイジング処理やリキャストも考えられそうだが、その必要性には疑問の余地が残る。

「ONE PIECE」は、今後のNetflixを代表するシリーズ作品として期待されていることもあり、本件は制作側にとっても重要事項となってくる。製作を担うTomorrow Studiosのマーティ・アデルスタインCEOによると、目下シーズン2の配信開始時期は早くて「1年から1年半」後だという。

Source: The Direct

Writer

アバター画像
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly