実写「ONE PIECE」シーズン2、脚本作業が本格スタート ─ 尾田栄一郎ともミーティング済み、キャスティングはこれから

Netflix実写シリーズ「ONE PIECE」シーズン2の製作が再開されたことがわかった。これから本格的な脚本執筆に乗り出していくという。
2023年9月下旬、全米脚本家組合(WGA)のストライキが正式に終結。脚本・共同ショーランナーを務めるマット・オーウェンズが米Deadlineに伝えたところによると、「ONE PIECE」の脚本家ルームも10月2日〜の週より作業を再開したという。
以前、製作を担うTomorrow Studiosのマーティ・アデルスタインCEOが、シーズン2の脚本は「準備できている」と明かしていたが、今回オーウェンズは「いくつかのアウトラインが完了している」と進捗を報告。ストライキ前の4月に原作者・尾田栄一郎とのミーティングが東京で行われたことを明かしながら、方向性の擦り合わせが済んでいることを報告している。
シーズン2の更新発表時、新キャラクターとしてトニー・トニー・チョッパーの登場が伝えられていたが、現時点でキャスティングにはノータッチとのこと。オーウェンズは「ストライキの影響もあり、誰も起用されていません」と進捗を伝えている。一方、チョッパーの恩師Dr.くれは役に立候補していたジェイミー・リー・カーティスについては、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが終わり次第、連絡を取る意向とのこと。
なお、シーズン2の製作プロセスでとりわけ重要になってくるのが、撮影時期だ。「ONE PIECE」シーズン1は南アフリカで撮影が行われ、シーズン2でも同地での実施が見込まれているという。Deadlineは同地の気候を大きな不安要素に挙げ、オーウェンズに対し、6月〜8月が冬季にあたるため2024年初頭の撮影開始が理想的なのではと提示。「南アフリカの冬はとても風が強く、湿っているので計画を立てなければいけません」とオーウェンズも同調しており、迅速な製作の必要性を強調した。
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Source:Deadline