ノーラン最新作『オッペンハイマー』に「ザ・ボーイズ」ヒューイ役ジャック・クエイドが出演へ

『TENET テネット』(2020)クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』に、「ザ・ボーイズ」(2019-)のヒューイ役で知られるジャック・クエイドが出演することが分かった。米Deadlineが報じている。
『オッペンハイマー』の主人公は、“原爆の父”と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマー。第二次世界大戦における原子爆弾の開発・製造計画「マンハッタン計画」を主導した人物として知られており、劇中では原爆開発から、のちに核兵器の国際管理の必要性を訴え、水素爆弾への抗議活動を行うに至るまでのオッペンハイマーの半生が綴られるという。
クエイドが演じるキャラクターは不明。「ザ・ボーイズ」や「スタートレック:ローワー・デッキ」(2020-)でのコミカルな演技を得意とするクエイドだが、ノーラン監督史上最もシリアスな題材の1つである『オッペンハイマー』でどのような役割を果たすのか注目が集まる。ちなみにクエイドは、メグ・ライアンとデニス・クエイドの息子としても知られている。
主演を務めるのは、『ダークナイト』シリーズや『インセプション』(2010)など、ノーラン監督作品の常連として知られるキリアン・マーフィー。共演には豪華キャストが集結しており、オッペンハイマーの妻キャサリン・“キティ”・オッペンハイマー役をエミリー・ブラントが演じるほか、フローレンス・ピュー、ロバート・ダウニー・Jr.、マット・デイモン、ラミ・マレック、ジョシュ・ハートネット、デイン・デハーンが名を連ねている。撮影は、2022年3月より米ニューメキシコ州で実施される予定。
原作はノンフィクション『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下巻)』(PHP研究所)。ノーラン監督自らが脚本を執筆し、製作スタッフには『TENET テネット』のチームが再集結。撮影監督をホイテ・ヴァン・ホイテマ、編集をジェニファー・レイム、音楽をルドウィグ・ゴランソンが務める。
映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』は2023年7月21日に米国公開予定。
Source: Deadline