ノーラン最新作『オッペンハイマー』に『アーミー・オブ・ザ・デッド』鍵師役マティアス・シュヴァイクホファーが出演

クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』に、Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)のマティアス・シュヴァイクホファーが出演することがわかった。米Deadlineが報じている。
『オッペンハイマー』が描き出すのは、第二次世界大戦における原子爆弾の開発・製造計画「マンハッタン計画」を主導し、“原爆の父”と呼ばれた米国の物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生。劇中では原爆の開発から、後にオッペンハイマーが核兵器の国際管理の必要性を訴え、水素爆弾への抗議活動を行うに至るまでの変化が綴られるという。
このたび出演が判明したシュヴァイクホファーは、ドイツ生まれの俳優・映画監督であり、90年代後半から映画・テレビなどで活躍。近年は『100日間のシンプルライフ』(2018)や『沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家』(2020)などに出演し、ザック・スナイダー監督『アーミー・オブ・ザ・デッド』で鍵師のディーター/セバスティアン役を演じて世界的に注目された。自ら主演・監督を務めたスピンオフ映画『アーミー・オブ・シーブズ』(2021)も好評を博している。
なお、シュヴァイクホファーは『オッペンハイマー』のほか、Netflixによるガル・ガドット&ジェイミー・ドーナン出演のスパイ・スリラー映画『Heart Of Stone(原題)』に出演するなど活躍の幅を拡大中。日本国内では2018年の出演作『潜水艦クルスクの生存者たち』も2022年4月8日に劇場公開予定だ。本作での役どころは不明だが、奇しくも出演が報じられた3月11日は自身の誕生日。Instagramには「史上最高の誕生日プレゼント! 本当にうれしい、とんでもないことになった!」とのコメントが投稿されている。
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『オッペンハイマー』には主演のキリアン・マーフィーをはじめ、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、エミリー・ブラント、フローレンス・ピュー、ラミ・マレック、デイン・デハーン、オールデン・エアエンライク、ケネス・ブラナー、デヴィッド・クラムホルツ、ジョシュ・ハートネット、ジャック・クエイド、マシュー・モディーン、ディラン・アーノルド、マイケル・アンガラノ、デヴィッド・ダストマルチャン、ジェイソン・クラーク、ルイーズ・ロンバードが出演。
原作はノンフィクション『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下巻)』(PHP研究所)。ノーランは監督・脚本・製作を兼任する。スタッフには『TENET テネット』(2020)のチームが再集結しており、撮影監督をホイテ・ヴァン・ホイテマ、編集をジェニファー・レイム、音楽をルドウィグ・ゴランソンが務める。
映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』は2023年7月21日に米国公開予定。撮影は2022年2月に開始された。
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Source: Deadline