タランティーノ新作映画、故バート・レイノルズの代役にブルース・ダーンが決定 ― 『ジャンゴ』『ヘイトフル・エイト』に続き3度目タッグ

クエンティン・タランティーノ監督の新作映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題:Once Upon a Time in Hollywood)』に出演する予定だった故バート・レイノルズの代役に、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(2013)でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞したブルース・ダーンが決定した。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、1969年を舞台に、カルト指導者チャールズ・マンソンによる女優シャロン・テート殺害事件が扱われる。レイノルズはマンソンに土地を貸した老人ジョージ・スパーンを演じる予定だったが、撮影への参加を控えた2018年9月6日(米国時間)にこの世を去っていた。
事件発生当時、牧場のオーナーだったスパーンは、マンソンがテートらを殺害する直前に土地を貸したとされている。ほぼ盲目だったスパーンに対して、マンソンは女性を介護者として派遣し性的な行為を強要していたという。
レイノルズの代役としてジョージ・スパーンを演じるブルース・ダーンは、『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)、『ヘイトフル・エイト』(2015)に続いてタランティーノとは3度目のタッグとなる。故レイノルズとはテレビ映画『Hard Ground(原題)』(2003)や、同じくテレビ映画『Hard Time: The Premonition』(1999)などで共演していた。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で主演を務めるのはレオナルド・ディカプリオで、落ち目のTV俳優リック・ダルトンを演じる。彼の相棒であるスタントマン、クリフ・ブース役にはブラッド・ピット、シャロン・テート役には『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2018)のマーゴット・ロビーが決定している。ほかにも、『ゴッドファーザー』(1972)のアル・パチーノ、『ブギーナイツ』(1997)のバート・レイノルズ、『アイ・アム・サム』(2001)のダコタ・ファニング、『X-MEN』シリーズのジェームズ・マースデンなど新旧実力派俳優が脇を固めた。『ヘイトフル・エイト』(2015)のカート・ラッセルやティム・ロス、マイケル・マドセンといったタランティーノ作品でおなじみの面々も出演予定だ。
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(邦題未定、原題:Once Upon a Time in Hollywood)』は2019年8月9日に米国公開予定。
Sources: Deadline, Variety
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore