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タランティーノ新作映画に豪華スター続々結集 ― バート・レイノルズ、カート・ラッセル、ティム・ロスら交渉中、マーゴット・ロビーは正式決定

クエンティン・タランティーノ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19702707206/

クエンティン・タランティーノ監督による新作映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題:Once Upon a Time in Hollywood)』に超豪華スター俳優が次々と集まりつつある。
すでにレオナルド・ディカプリオブラッド・ピット共演が大きな話題を集めている中、以前より出演交渉が伝えられていた『スーサイド・スクワッド』(2016)や『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2018)のマーゴット・ロビーも出演決定。さらなる出演者も続々と交渉に入っているようだ。

アイ、トーニャ
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』© 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.

今回特筆すべきは、『ロンゲスト・ヤード』(1974)や『トランザム7000』(1977)、『ブギーナイツ』(1997)などで知られるバート・レイノルズ老人ジョージ・スパーン役で出演交渉に参加しているという点だろう。

本作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では1969年を舞台に、カルト指導者チャールズ・マンソンによる女優シャロン・テート殺害事件が扱われる。当時牧場のオーナーだったスパーンは、マンソンがテートらを殺害する直前、彼に土地を貸した人物だ。ほぼ盲目だったスパーンに対して、マンソンは女性を介護者として派遣し性的な行為を強要していたとされる。間違いなくキーパーソンとして登場しそうなところ、また往年のスター俳優に新たな光を当てるタランティーノの手腕にも注目したいところだ。

さらに本作には、タランティーノ作品の“常連組”も「小さな役どころ」で出演交渉に入っているという。『レザボア・ドッグス』(1992)や『パルプ・フィクション』(1994)、『ヘイトフル・エイト』(2015)のティム・ロス、『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007)『ヘイトフル・エイト』のカート・ラッセル、『レザボア・ドッグス』と『キル・ビル』(2003-2004)、『ヘイトフル・エイト』のマイケル・マドセンだ。

なお米Deadline誌によると、ドラマ『JUSTIFIED 俺の正義』(2010-2015)や『サンタクラリータ・ダイエット』(2017-)、映画『スノーデン』(2016)などのティモシー・オリファントも出演交渉中とのこと。打診されている役柄は主要人物とのことだが、実在の人物なのか、それとも架空の人物なのかは不明だ。

サンタクラリータ・ダイエット
『サンタクラリータ・ダイエット』Saeed Adyani/Netflix

本作では1969年のロサンゼルス、ヒッピー運動の最中にあったハリウッドを舞台に、西部劇ドラマで活躍する俳優とスタントマンの物語、そしてカルト指導者チャールズ・マンソンによる女優シャロン・テート殺害事件が描かれる。
ちなみにレオナルド・ディカプリオは、かつて西部劇のドラマで活躍した俳優のリック・ダルトン役。ブラッド・ピットはダルトンのスタントマンを長年務めるクリフ・ブース役を演じる。ダルトンの隣人として、マーゴット・ロビー演じる有名女優シャロン・テートが登場することになるそうだ。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は2019年8月9日に米国公開予定。楽しみな要素ばかりが増えていく…!

Sources: Deadline(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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