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『パシフィック・リム』Netflixにてアニメ化へ ― ドラマ「オルタード・カーボン」も長編アニメ版の製作が決定

パシフィック・リム:アップライジング
(c) 2018 LEGENDARY AND UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

ギレルモ・デル・トロが2013年に初めて世に放った、“ロボット vs 怪獣”を描く映画『パシフィック・リム』シリーズがNetflixにてアニメ化される。2018年11月7日(現地時間)に米Netflixが正式に告知した。米The Hollywood Reporterなどが報じている。

このたびNetflixは、日本や韓国、タイ、台湾といったアジア圏のクリエイターや作品に焦点をあててオリジナル作品を複数開発する方針を発表。アニメシリーズ「パシフィック・リム」(仮題)のほか、Netflixオリジナルシリーズ「オルタード・カーボン」(2018-)の長編アニメ版、さらに複数のアニメ作品の企画を進行しているという。

アニメシリーズ「パシフィック・リム」

このたびの報道によると、アニメシリーズ「パシフィック・リム」は、映画『パシフィック・リム』および続編『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)で描かれたストーリーをさらに拡張する内容とのこと。主人公は理想を抱いたティーンエイジャーの少年と繊細な性格の妹で、行方不明となった両親を探すため、厳しい環境の中、打ち捨てられたイェーガーのパイロットになる

ショーランナー(製作統括)を務めるのは、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)の脚本を手がけたクレイグ・カイルと、「X-メン:エボリューション」(2004-2008)などマーベル・コミック原作のアニメ作品を多数執筆してきたグレッグ・ジョンソン。シリーズの製作は映画版に引き続きレジェンダリー・エンターテインメントが担当する。

パシフィック・リム:アップライジング
『パシフィック・リム:アップライジング』©Legendary Pictures/Universal Pictures.

長編アニメ版『オルタード・カーボン』

同名のNetflixオリジナルシリーズを長編アニメ化する『オルタード・カーボン(仮題)』は、ドラマと同じ世界観のもと、ストーリーの新たな要素を掘り下げる作品になるという。脚本家には「交響詩篇エウレカセブン」シリーズなどで知られる佐藤大らが起用された。

ドラマ「オルタード・カーボン」は、リチャード・モーガン著による2002年刊行の同名SF小説を原作とする、人間の意識を別の肉体に移植して“永遠の命”を獲得できる世界を舞台とした物語。シーズン1では主人公の軍人タケシ・コヴァッチが250年の死から目覚め、“一度死んでいる男”である大富豪のローレンス・バンクロフトに雇われて、その過去へ迫っていく展開が描かれた。
2018年11月現在、シーズン2が製作されており、タケシ・コヴァッチ役には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)などマーベル・シネマティック・ユニバース作品のファルコン役で知られるアンソニー・マッキーが新たに起用されている。


アニメシリーズ「パシフィック・リム(仮題)」、長編アニメ版『オルタード・カーボン(仮題)』の配信日時は不明。続報を楽しみに待つことにしよう。

映画『パシフィック・リム:アップライジング』Blu-ray&DVDは発売中。

Source: THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。