タイムループ・ラブコメディ『パーム・スプリングス』2021年4月公開決定、キュートな場面写真も到着 ─ J・K・シモンズ、主人公を弓矢で襲撃する謎の男役に

コロナ禍で世界中が孤立を強いられた2020年、一本の風変わりな作品が米国で圧倒的な支持を得た。タイムループ・ラブコメ『パーム・スプリングス』が、2021年4月9日(金)に日本公開を迎えることが決定。あわせて、キュートな場面写真も到着した。
2020年のサンダンス映画祭で初上映された本作は、『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)『バース・オブ・ネイション』(2016)などを抜き、1,750万ドル69セントという、サンダンス映画祭史上最高額で配給権の売買が行われた。米Rotten Tomatoesでも満足度94%という圧倒的評価を記録しており、世界中の映画賞を候補に選出されるだけでなく、多数の受賞も果たしている超注目作だ。
パーム・スプリングスで行われた結婚式に出席者である、呑気な青年ナイルズと、花嫁の介添人の女性サラ。パーティーでナイルズはサラにアプローチした。サラは最初こそ戶惑いを見せるも、次第に彼の不思議な雰囲気に惹かれて、2人は人目につかないところでロマンチックなムードに。
しかし、ナイルズが謎の老人に突然弓矢で襲撃され、肩を射抜かれてしまう。ナイルズは矢が刺さったまま、近くの洞窟へと逃げ込む。サラも後を追っていくが、洞窟の中で強烈な赤い光に包まれ、目覚めると結婚式当日の朝に戻っていた。状況が飲み込めないサラは、ナイルズを問いた出すと彼は既に何十万回も“今日”を繰り返しているのだという。サラとベテランタイムルーパーのナイルズに明日は来るのか……?
「ブルックリン・ナイン-ナイン」(2013-)『ブリグズビー・ベア』(2017)のアンディ・サムバーグがナイルズ役と製作を兼任し、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)のクリスティン・ミリオティがサラ役を演じる。その他、『セッション』(2014)のJ・K・シモンズがナイルズを襲撃する謎の男役に扮し、『アメリカン・ビューティー』(1999)「The O.C.」(2003-2007)のピーター・ギャラガーなどのベテランが脇を固める。監督は、本作が初長編作となるマックス・バーバコウだ。
公開された場面写真では、ナイルズとサラが砂漠の背景の中、イエローとピンクのポップな色合いの浮き輪で、プールに浮かんでいるふたりの姿が捉えられている。パームスプリングスならではのリゾート感満載の一枚だ。コロナ禍で海外旅行にもいけない今、リゾート感をこれでもかと感じられる1枚になっている。

映画『パーム・スプリングス』は、2021年4月9日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー。