『ザ・スーサイド・スクワッド』スピンオフ「ピースメイカー」新予告編が米公開 ─「俺に子供を殺せと言ったが、お前は理由を言わなかった」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンがDCコミックスの悪党集団を新たに映画化した、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)。そのスピンオフドラマ「ピースメイカー(原題:Peacemaker)」より新予告編が米国公開された。
ピースメーカーは、『ザ・スーサイド・スクワッド』で初めて実写映画で登場した。平和を愛し、いかなる犠牲を払おうとも、たとえ何人殺そうとも、平和を求める人物として描かれていた。そのピースメイカーをメインキャラクターとしたスピンオフドラマは、『ザ・スーサイド・スクワッド』以前と、その後に迫る物語が展開されるとのことだ。全8話構成となる。
「ピースメイカーという男を知ってる?」「知らない」「彼は訓練を積んだ殺人者。あの狂人には困っている」。今回の予告編では、ピースメイカーが警察から追われるところから始まり、とある任務に身を投じる姿が捉えられていく。お調子者な振る舞いを見せながらも、どこか寂しげな表情を時折のぞかせるピースメイカー。銃で子供を射殺するよう指揮官らしき男から指示されるが、ピースメイカーは最後まで引き金を引くことが出来なかった。「俺に子供を殺せと言ったが、お前は理由を言わなかった」「なぜなら、クソ野郎こそいま世界が必要としているからだ」。
本作では、ジェーム・ガンならではのユーモアとアクションが存分に詰まっているだけでなく、ピースメイカーが自身の掲げる平和論と向き合う姿を通して、正義と悪の境界線や倫理観を問われる題材が紐解かれることになるのかもしれない。
またストーリーのキーパーソンであるピースメイカーの父親、オーギー・スミスにも注目したいところだ。予告編では刑務所に収監させられていたが、果たして。演じているのは、『ターミネーター2』(1991)のロバート・パトリックだ。そのほかには、フレディー・ストローマがヴィジランテ/エイドリアン・チェイス役、ダニエル・ブルックスがレオタ・アデバヨ役、ニュット・リーがジュードーマスター役として名を連ねている。
ドラマ「ピースメイカー」は、2022年1月13日よりHBO Maxにて米国配信予定。(日本での配信情報は不明)。