初代ヘルボーイ役ロン・パールマン、「チャンスあれば」デル・トロ監督と「3部作を終わらせたい」

魔界に生まれし悪魔のエージェント、ヘルボーイを初めて実写化したギレルモ・デル・トロ監督の映画『ヘルボーイ』シリーズはかつて、主演のロン・パールマンの続投で完結編となる3作目が企画されていた。ところが、2019年にはキャスト・制作陣を一新したリブート版が公開。オリジナル版の完結を見ずして、『ヘルボーイ』は新たに蘇った。そんな中、初代ヘルボーイのパールマンは「チャンスがあれば」今でも第3作の製作に前向きなようだ。
デヴィッド・ハーバーが2代目ヘルボーイを演じたリブート版について、パールマンは「デヴィッド・ハーバーのことは好きです」「彼に最善を祈っていました」と、このたび出演した米Comicbookのインタビューの場で明かしている。その一方で、かねてより希望していたオリジナル版の第3作についても言及。「(リブート版とは)全く関係のないもの。重複していることもありませんでした」と明確にした上で、現在の心境を明かしている。
「(物語を)閉じるのに私たちが持っていた構想で、前2作でやったようにギレルモと3部作を完結させられるチャンスがあるのならば、今でも作ることを検討していますね。」
とはいえ、「キャンセルになってしまったので」と続けるパールマン。現状、第3作の企画は白紙状態であることも自覚しているということだろう。「もう前に進みましたし、何も言うことはありません」。
ちなみに、もしも第3作が製作されたとして、続投に前向きな姿勢を見せているのはパールマンだけではない。シリーズでエイブ・サピエン役を演じたダグ・ジョーンズも「オファーされたらもちろん出ますよ。参加します」と、2020年10月に語っていたのだ。第2作公開後から多くのファンに望まれていた第3作。今でも製作を望むパールマンの思いもあり、初代ヘルボーイの物語がいつか完結することを願いたい。