『名探偵ピカチュウ』にスピンオフの可能性 ─ 「行くべき場所は沢山ある」

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1996年、伝説的シリーズの第1作『ポケットモンスター 赤・緑』が登場して以来、「ポケモン」はゲームやアニメなど様々なメディアを通じてその世界観を拡大してきた。第一世代では151匹だったポケモンの種類も、今では800種類以上。『名探偵ピカチュウ』は、今や巨大ユニバースとなったポケモンを初めてハリウッド実写化した作品だ。
ピカチュウ役のライアン・レイノルズも「今まで実写化されていたかった方が驚き」というだけあって、ポケモンには語るべき物語が山のようにある。ポケモンたちが活き活きと映像化された『名探偵ピカチュウ』を観れば、シリーズの実写映画をもっと観たいと求めるようになるだろう。共同脚本のベンジー・サミット氏は米ScreenRantで、早くも今後のスピンオフ展開の可能性を隠していない。
「アイデアは沢山あるんです。ポケモンは、その種類においても地理においても非常に大きな世界観を持っています。ライムシティひとつとっても、ただ表面をかすっただけなんですよ。この世界にはまだまだ魔法がある。行くべき場所は沢山ありますよね。」
米レジェンダリー・ピクチャーズは、『名探偵ピカチュウ』を皮切りにポケモン実写映画ユニバースのシリーズ展開に意欲的。早くも22ジャンプストリート』(2014)『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)のオーレン・ウジエルの脚本家オーレン・ウジエルを起用して、続編の企画着手に乗り出している。プロデューサーのアリ・メンデスもポケモンについて「非常に豊かなユニバース」「ここからどう進んでいくかを考えることになる」とシリーズ展開を示唆しているのだ。『名探偵ピカチュウ』に登場するポケモンの種類は54種だが、「いずれそのすべてを扱いたいです」とも口にしている。
『名探偵ピカチュウ』ロブ・レターマン監督も、「今作がうまくいけば続編も手掛けたいです」と前向きだ。もちろん全ては本作のヒットにかかっているわけだから、劇場に出かけて応援しよう。
映画『名探偵ピカチュウ』は2019年5月3日(金)より大ヒット公開中。
『名探偵ピカチュウ』公式サイト:https://meitantei-pikachu.jp/
Source:ScreenRant,Comicbook.com