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ディズニー実写映画『ピノキオ』から『パディントン』ポール・キング監督が降板 ─ 家族の事情が理由、撮影監督が証言

ピノキオ
Public Domain https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pinocchio_1940.jpg

ディズニーが企画を進行していた、実写映画版『ピノキオ(邦題未定、原題:Pinocchio)』からポール・キング監督が降板したことがわかった。同作で撮影監督を務める予定だったシェイマス・マクガーヴェイ氏が証言している。

実写映画版『ピノキオ』は、カルロ・コッローディの絵本『ピノッキオの冒険』を原作とするアニメ映画『ピノキオ』(1940)を実写化する作品として準備が進められており、2018年11月にはゼペット役としてトム・ハンクスが出演交渉に入っていたと伝えられていた。監督を務めることが報じられていたポール監督は、『パディントン』シリーズで高い評価を受けた要注目のクリエイターである。

このたび米Discussing Filmのインタビューにてシェイマス氏が明かしたところによると、ポール監督は「家族の事情」によって『ピノキオ』を2018年12月下旬に降板。ディズニーは新監督の検討に入っており、監督の交代にともなってシェイマス氏もプロジェクトを離れているという。今回の証言によれば、撮影の開始は2019年7~8月ごろまで延期される可能性があるということだ。

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ポール監督は実写版『ピノキオ』で脚本も兼任しており、共同執筆者として『パディントン2』(2017)のサイモン・ファーナビー、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のクリス・ワイツも参加していた。ポール監督らによる脚本が、新たな監督のもとで引き続き使用されるかどうかはわからない。

またポール監督は、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)の原作小説「チョコレート工場の秘密」を映画化する『ウィリー・ウォンカ(邦題未定、原題:Willy Wonka)』でも監督を担当する見込み。ただし『ピノキオ』からの降板理由が「家族の事情」である以上、すみやかに『ウィリー・ウォンカ』へと移ることは考えづらいだろう。『パディントン』シリーズの次回作『パディントン3(仮題)』には監督として就任しておらず、脚本作業には関わっていたとされるが、同作への影響も現時点では不明である。

ディズニーによる実写映画版『ピノキオ(邦題未定、原題:Pinocchio)』の公開時期は未定。ポール監督の状況についても続報が待たれる。

Source: DF, Comicbook.com, THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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