ピクサー初、ゲイ男性が物語の主人公に ─ 新作短編アニメ『アウト』Disney+にて公開

ピクサー・アニメーション・スタジオ初となる、ゲイのキャラクターを主人公とした短編アニメーション映画『アウト(原題:Out)』がDisney+にて公開された(日本ではサービス未開始 ※本記事時点)。
9分の短編『アウト』は、「新たなストーリー作家の発掘」「新たなストーリーテリング技術の模索」「新たな制作フローの実験」を掲げるピクサーの新プロジェクト「SparkShorts」の内の1作品目(計7作品)だ。ゲイであることを両親に秘密にしたままの主人公グレッグは、パートナーであるマニュエルと同棲するために一人で引っ越しの準備を進めているところ。しかし、カミングアウトの練習中に前連絡も無しに突然、両親が家に押しかけてきてしまう。放心状態となったグレッグが、二人の写真を隠そうと奮闘するカップルの愛犬に助けられる中、不思議な出来事が起こる……。
監督を務めるのは、『ウォーリー』(2008)『トイ・ストーリー4』(2019)などにアニメーターとして参加していたスティーブン・クレイ・ハンター。これまでピクサーは『2分の1の魔法』(2020年8月21日公開)などでゲイのキャラクターを登場させているものの、物語の主人公として描かれたのは本作が初めて。ピクサーの親会社であるディズニーは、実写版『美女と野獣』(2017)でジョシュ・ギャッド演じるル・フウを同性愛者として描くなど、同じく多様性を尊重する作品づくりへの姿勢を強く示している。
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Source: SparkShorts