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【ネタバレ解説】「ピースメイカー」第2話、最後のアノ人はどれだけヤバそう? ─ 「ミソジニスト、外国人嫌い、反ユダヤ主義者」と演者

ピースメイカー
Peacemaker and all related characters and elements © & TM DC and Warner Bros. Entertainment Inc.

この記事には、「ピースメイカー」第2話『ずっ友じゃない友だち』のネタバレが含まれています。

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「ホワイト・ドラゴン」、コミックの設定は?

「ピースメイカー」第2話『ずっ友じゃない友だち』では、第1話で描かれた殺人事件の冤罪が起こってしまう。クリストファー・スミスことピースメイカー(ジョン・シナ)は、バーで女性と出会い、その流れでベッドを共にする。しかし、その女性が突然ピースメイカーを襲撃し始めた為、これに応戦した彼は女性を跡形もなくしてしまった。(殺された女性は、「バタフライ計画」のバタフライであったことが判明する。)

第2話では、警察がその犯人探しに奔走。犯人はピースメイカーであるにもかかわらず、最終的に手錠をかけられたのはピースメイカーの父、オーガスト・“オギー”・スミス(ロバート・パトリック)だった。拘置所に入れられたオギーを見るや、そこにいた囚人たちの様子が一変。オギーもオギーで「冬の5時から7時の間は俺の席だ。あの窓から差す光を肌で感じるのが好きでな」と一人座っていた囚人に言い放ち、それはまるで慣れ親しんだ実家に帰ってきたかのような口ぶりだった。最後にオギーは集まってきた囚人たちにひざまずかれ、「ハイル、ハイル」と狂信的な忠誠を誓われていた。

さてさて、オギーとは何者だ。第1話ではピースメイカーの父親として登場するも、何やら自宅に隠しラボを持っていたり、ピースメイカーのピカピカマスクの開発者であったことが分かったり、普通の人ではないことは明らかだった。そして第2話のラストで、囚人たちが「ハイル、ハイル」と叫んでいた際に、このような名前を耳にしたはずだ。「ホワイト・ドラゴン」と。

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作品のクレジットにも記されている通り、実はオギーには「ホワイト・ドラゴン」という異名がある。「ホワイト・ドラゴン」なるキャラクターは、スーパーヴィランとして原作コミックにも存在しており、オギーはここから着想が得られているようだ。「ホワイト・ドラゴン」という名前の由来は、白人至上主義を掲げる秘密結社「クー・クラックス・クラン(KKK)」。劇中、オギーは尋問に来たアジア系の女性警官に対して平然と差別発言を繰り出していたが、これは原作コミックの設定を踏襲したもののようだ。

もっとも、原作コミックのホワイト・ドラゴンに扮した人間は、オギーではなく「ウィリアム・ヘラー」という名の男。ヘラーは戦後に台頭したネオナチで、スーサイド・スクワッドのメンバーとして活動していたこともある。オギー版のホワイト・ドラゴンには部分的にコミックの設定が踏襲されているが、仮にオギーがコミックにならいスーパーヴィランへと変貌を遂げていくのなら、ヘラーと同じように2本の角が生えたマスクとアーマーを身にまとうことになるかもしれない。

ドラマではどう脚色された?ガン監督の意図

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まだまだ謎に包まれているオギーだが、何が“ヤバい”って本シリーズを手掛けたジェームズ・ガン監督が彼のことを「真のクズ男」と呼んでいること。劇中で見られる人種差別はオギーのクズさの「一例」だといい、これから本性が露呈されていくことになるらしい。

演じているのは、『ターミネーター2』(1991)のT-1000役で知られているロバート・パトリックだ。パトリックは米/Filmとの取材の中で、オギーを引き出し豊富に表現しており、「ひどい父親、ミソジニスト、外国人嫌い、反ユダヤ主義者」とわんさか。さらにパトリックは、「完全にオープンなレイシストで白人至上主義者、ディープステート思想を持っていて、国が攻撃されていると思っている。そう、彼はすごく卑劣な男なんです」と続けている。

またパトリックによれば、ジェームズ・ガン監督はドラマ「ペリー・メイスン」(2020-)でパトリックが演じたキャラクターに触発されて、オギーという人物をひらめいたという。パトリックは、ガン監督から「あなた(が演じるの)は、ひどい父親です。ピースメイカーもヤバい男なので、あなたは極限までヤバくなくちゃいけないですし、何なら超えなきゃいけない。ほんとに不愉快でムカつく野郎でなきゃ」と事前に伝えられたことを明かしている。「それっておいしい話じゃないですか。やりたくない人なんていないでしょう」という調子で、パトリックも乗り気だったようだが……。

ここまで、オギーa.k.aホワイト・ドラゴンがどれだけヤバそうな人間かをお伝えしてきたが、続く第3話への準備はできただろうか。「バタフライ計画」が大失敗(?)した今、ピースメイカーたちにどんな強敵が待ち受けるのか気になるところだ。まさか親子対決なんてことも……?

DCドラマ「ピースメイカー」はU-NEXTにて見放題で独占配信中。

Source:/Film

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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