『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジョニー・デップの復帰に製作者が意欲、デップ本人とも「話している」

米ディズニーが手がける映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズからは、複数の企画が進行中。ファンの間ではこれまでのシリーズでジャック・スパロウを演じてきたジョニー・デップの復帰に関する関心が高いようだが、現時点でその可能性は未知数だ。
デップといえば、プライベートでの裁判沙汰を機に、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズから事実上の降板となっていた。元妻アンバー・ハードとの名誉毀損裁判で勝訴したデップは、「縁を切ろうとした」ディズニーとは2度と仕事を共にしない意向を裁判の中で明かしていた。
それでも、デップのスパロウ役復帰について、前向きな姿勢を貫いてきたのが、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーだ。ブラッカイマーはインタビューの場でデップのカムバックについて聞かれる度にその場で否定することはせず、ある時は「未来のことは決まっていない」と答えていた。
このたび米Entertainment Tonightとの取材で改めて本件について質問されたブラッカイマーは、私見を交えた回答を見せ、「もし私次第ということなら、もちろん(復帰してもらいたい)です」と語っている。「デップに出演してもらえるなら、嬉しいです。彼はすばらしい俳優であり、良き友ですから」。
ブラッカイマーいわく、デップ本人とも連絡を取り合っているようで、ブラックパール号のメンバーたちを再集結させることについては、「彼にも話しました」とのこと。「どうなるかは様子見です」と言い添えながらも、復帰については少なからず当人たちの間で話に上がっていたことを明かした。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズから進行している企画は二つ。マーゴット・ロビー主演の女性版リブート版と、若手キャスト主演のリブート版企画と伝えられている。ブラッカイマーは以前、次回作が後者になることを示唆していた。同企画では、「チェルノブイリ ーCHERNOBYLー」(2019)や「THE LAST OF US」(2023-)のクレイグ・メイジンが脚本を務めており、メイジンは「奇妙な」物語になることを予告している。
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Source:Entertainment Tonight