『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作はジョニー・デップではなく若手リブート版か ─ 大物俳優はスケジュール困難、プロデューサー示唆
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズからは複数の企画が報じられているが、次回作はリブート版になる見込みのようだ。プロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーが現状を明かしている。
以前、ブラッカイマーは本シリーズからは二つの企画を進めていると発言しており、一つはマーゴット・ロビー主演の女性版リブート、もう一つは若手キャスト主演の企画であると伝えていた。一方、オリジナルシリーズでジャック・スパロウを演じたジョニー・デップ復帰の可能性も報じられており、次回作をめぐっては幾つかの選択肢がある。
そんな中、米Comicbook.comではブラッカイマーが改めてシリーズの開発状況について口を開いた。ブラッカイマーいわく、現時点で次回作の実現時期を「伝えるのは難しい」とのこと。「本当に先が読めないんです。いつ集まるのかも分からないです」と続けている。
ボトルネックとなっているのは、キャストのスケジュールのようだ。ブラッカイマーは『トップガン』を引き合いに出し、一流スターを起用した企画を実現させるハードルの高さを語っている。「『トップガン』では、素晴らしくてアイコン的な存在の俳優(トム・クルーズ)が主演でしたが、彼が『トップガン』前にどれだけの映画に出ているかは分かりません」。
そうした上でブラッカイマーは、次回作について、「リブートすることになります」と明言。「特定の俳優たちを待たなくて済むので、比較的簡単に集めることができますからね」と続けた。
そうなると次回作は、マーゴット・ロビー主演の女性版リブートではなく、若手キャスト主演の企画となるだろうか。同企画では、「チェルノブイリ ーCHERNOBYLー」(2019)や「THE LAST OF US」(2023-)のクレイグ・メイジンが脚本として起用されている。以前、メイジンは企画がストライキの影響で一時停止となっていることを明かしつつ、「誰もが待っている状況」であると前進を心待ちにしているようでもあった。
ちなみに、もうひとつの女性リブート版企画で主演を務めるマーゴット・ロビーはまさにトム・クルーズ並みの忙しさを見せている。俳優としては、『オーシャンズ11』シリーズの前日譚映画や『アフター・ヤン』(2021)コゴナダ監督最新作『A Big Bold Beautiful Journey(原題)』、製作としてはゲーム『ザ・シムズ』の実写映画化企画をはじめ映画4作を控えており、新作が続々と待機中だ。
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Source:Comicbook.com