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ポー・ダメロン役俳優『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』での死亡構想に直訴していた ― 『最後のジェダイ』でも活躍へ

オスカー・アイザック
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19492056478

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)から始まった新3部作で、レイア・オーガナ率いるレジスタンスの敏腕パイロットとして活躍するのがポー・ダメロンだ。映画の序盤で死亡したかと思わせつつ、後半で怒涛の活躍ぶりを見せるあたり、観客の印象にきっちり残る存在感だった。

しかし同作のJ.J.エイブラムス監督は、『フォースの覚醒』の脚本を構想する段階ではポーを死なせるつもりだったことで知られている。結果的に内容は変更されたわけだが、当時その構想を聞かされたポー役のオスカー・アイザックは、監督に「自信がない」と訴えていたのだという。

注意

この記事には、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のネタバレと捉えうる内容、および『ボーン・レガシー』(2012)前半のネタバレが含まれています。

オスカー・アイザック
Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19492056478 )

無事生存、『最後のジェダイ』でも活躍へ

Esquire誌に登場したオスカーは、『フォースの覚醒』への出演オファーを受けた際の思い出を振り返っている。J.J.監督にポーを退場させるつもりだと聞かされた彼は、役柄について話し合う中で、監督にこう意見したというのだ。

「自信がありません、と言いましたよ。そういう役柄は、もう他の映画でやっていましたからね。主要人物のために準備みたいなことをして、それから派手に死ぬ、というのは。」

すると、この発言を聞いていたある人物が、すぐにその具体例を出したという。

「面白かったのは、部屋にいたキャスリーン・ケネディ(ルーカスフィルム社長)が“そう、『ボーン(・レガシー)』でやったようなこと!”って言ったことですね。」

こうした直訴が実を結んだのか、はたまた全く別の意図によるものか、ポーは『スター・ウォーズ』新3部作で重要な存在として活躍することとなった。最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で、ポーはまた新たな役割に向かっていくことになる。その作劇について、オスカーは本作の脚本・監督を務めたライアン・ジョンソンに賛辞を送っているのだ。

ライアンがやったことは、(ストーリーの)空白を埋めることではなく、ストーリーに必要なものを入れることだったと思います。実際、レジスタンスの人間たちはほんの一握りにまで減らされていて、彼らは死に物狂いで逃げているんです。そこでレイアは私を――彼を――レジスタンスのリーダーになるよう教育するんですね。熱血漢で無鉄砲なヒーローではなく。」

そんなポーの出番は、オスカーによると「すごく多くはないですが、やることはちょっと多い」とのこと。今度はどんな形で存在感を示してくれるのか、たくさん期待しておこう……!

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国ロードショー

Source: http://www.esquire.co.uk/culture/film/longform/a18451/oscar-isaac-interview/
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19492056478 )

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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