「パワーパフガールズ」ドラマ実写版、現在も進行中か ─ ブロッサム役クロエ・ベネットは降板済み

カートゥーンアニメ「パワーパフガールズ」のドラマ実写版「Powerpuff(原題)」は、製作の進捗が途絶えて以降、企画頓挫の噂が囁かれているが、もしかしたら現在も水面下で進行しているかもしれない。
CW局製作の「Powerpuff」は、2021年4月に撮影が開始され、パイロット版はすでに完了済みだったが、5月下旬に製作を完全に仕切り直すことが報じられていた。この影響を受けて8月中旬、メインキャストのひとりであるクロエ・ベネットがスケジュールの都合により降板してしまう。ブロッサム役としての出演が見込まれていた俳優の代役は、同年秋から探すことが伝えられていたが、そのキャスティングの進捗は依然として届いていない。
こういった状況から本企画は白紙になったという噂もあるが、まだ希望は残されていそうだ。“読者からの質問に答える”という米TVLineの記事企画にて、「Powerpuff」の製作状況に関する質問が寄せられた。これに対してTVLineの記者は、「まだ再開発の段階にある(is still in some stage of redevelopment)」と答えている。公式による情報ではないが、実際のところ企画が頓挫したという報告もないため、望みはあると言えるだろう。
キャストはクロエ・ベネットが降板したものの、そのほかは引き続き出演する見込み。ダヴ・キャメロンがバブルス役、ヤナ・ペローがバターカップ役、そしてドナルド・フェイソンがユートニウム博士役として登場する予定だ。
なお、撮影が仕切り直しとなった理由については以前、CWのCEOが、「ちょっとわざとらしすぎて、あまり現実感がなかった」と説明。一方でダヴ・キャメロンは、「全員が幸せになるものにして、相応しく解釈されたものにしなければなりません」としながら、「いくつかの要素を取り除き、他の要素と入れ替えようとしているところなんです。脚本はさらに凄いものになるでしょう」と前向きな姿勢も示していた。
▼「パワーパフガールズ」の記事
幻の実写版「パワーパフガールズ」実現しなかったプロットが判明 ─ 「搾取された少女時代に幻滅している設定」 撮影されながらもお蔵入りに お蔵入りの実写版「パワーパフガールズ」、コテコテでセクシーだったとバブルス役が明かす 大人になったガールズ描くはずだった 実写版「パワーパフガールズ」頓挫の理由は「もはやパワーパフガールズじゃなかったから」と原作者 ─ 大人になったガールズ描く企画の失敗 それはそう 「パワーパフガールズ」ドラマ実写版、クロエ・ベネットがブロッサム役から降板 代役のキャスティングは今秋から開始 「パワーパフガールズ」ドラマ実写版、バブルス役ダヴ・キャメロンが撮影やり直しの理由明かす「全員が幸せになるため」 役者として前向きな姿勢も示す
Source:TVLine