お蔵入りの実写版「パワーパフガールズ」、コテコテでセクシーだったとバブルス役が明かす

お蔵入りになった「パワーパフガールズ」実写ドラマ版は、その内容が広く伝えられる前に企画が立ち消えになってしまっていた。バブルス役のダヴ・キャメロンは米Elleの一問一答企画「何でも聞いてね(Ask Me Anything)」に登場し、幻の「パワーパフガールズ」についてを短く振り返った。
キャメロンに投げかけられた一連の質問のひとつとして、「お蔵入りになった『パワーパフガールズ』ドラマ版はどんなあらすじでしたか?」というクエスチョンが登場。キャメロンは「本当になんでも聞きますね(笑)」とリアクションを取りつつ、「あらすじは……」と語りはじめようとする。
その直後に「あ、守秘義務がある?」とカメラの外のスタッフに確認をとり、「教えられません」と訂正。「何でも質問していいけど、全てに答えるってわけじゃないからね(笑)」。
「ただ、これだけは言わせてください」と続けたキャメロンは、「撮影したものは気に入っていますし、最高に楽しかった。どう思われていようと、想像と違ったものになっていたと思います」と紹介。その内容について、「とてもコテコテで、とてもセクシーで、とても面白かったです」と表現した。
人気カートゥーンアニメ「パワーパフガールズ」を実写化しようというこの企画は、DCドラマなどで知られる米CW局のもと2021年に撮影が開始。しかし、その後全面的な「やり直し」に見舞われたままフェードアウトとなっていた。
ブロッサム、バブルス、バターカップの3人は「犯罪との戦いに明け暮れて子供時代を失った、失意の20代」として登場し、ブロッサム役はクロエ・ベネット、バターカップ役はヤナ・ペローが演じるはずだった。
キャメロンは内容について「コテコテでセクシー」だったと話しているが、お蔵入りになった原因は「わざとらしくて、あまり現実感がない」仕上がりになったためとされる。どうやらコテコテの具合がいくらか行き過ぎてしまったらしい。
この実写化企画については、オリジナル版の原作者クレイグ・マクラッケンも苦言を呈していた。「彼女たちを大人にするのなら、それはもうパワーパフガールズではないですよ」「完全に別物になっていました」。
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Source:Elle