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『ピーター・パン&ウェンディ』フック船長の過去が明らかに? 「フックがなぜピーターパンを憎むのか」が描かれる

ピーター・パン&ウェンディ
© 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ディズニープラスの実写版映画『ピーター・パン&ウェンディ』では、ピーター・パンの宿敵フック船長のバックストーリーが明らかになるようだ。監督・共同脚本を務めるデヴィッド・ロウリーが米Total Filmのインタビューで語っている。

「ピーター・パン」は、1904年にスコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーが発表した戯曲および小説によって発表されて以降、映画やミュージカル、テーマパークのアトラクションとしても世界中で親しまれてきた名作。1953年公開のアニメーション映画『ピーター・パン』の実写化となる本作では、永遠の少年ピーター・パンに導かれてネバーランドという夢の島へやって来た、少女ウェンディと弟たちの冒険が描かれる。

Total Filmのインタビューにて、ピーター・パンというキャラクターに「何か違うことをしたかった」と明かしたロウリー監督。本作ではピーター・パンの知られざる側面が、フック船長(ジュード・ロウ)の視点で描かれているようだ。

フックがなぜピーターパンを憎むのか、その理由を理解したかったんです。その怒りはどこから来るのか、ふたりのキャラクターのストーリー、歴史、物語を構築することに全力を尽くしました。

その上で、フック船長役には「適切な場面では口ひげをひねり回し(悪党の象徴的なしぐさ)、必要な場面では心を打ち砕くことができる人がいい」と述べ、ジュード・ロウはまさに適役だったという。「彼(フック船長)がワニの顎をまたぐのと同じように、このふたつの要素にまたがることができる人物は、(ローのほかに)他に思いつきません」。

ピーター・パン&ウェンディ
© 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

また、ロウリーは「この物語は最終的にはウェンディのものであり、常にウェンディのものでした」と主張し、アニメ映画版のピーター・パンについて「信じられないほどいけ好かないキャラクター」と表現。本作におけるピーターは、「彼が世界で最も重要だと思うこと、つまり成長しないことについて、どこまでも真剣です」と話し、「それが彼とウェンディとの間の対立点になる」と予告した。

キャストはロウのほか、『The Bad Seed Returns(原題)』(2022)などのアレキサンダー・モロニーがピーター・パン役、『ブラック・ウィドウ』(2021)で少女時代のナターシャ・ロマノフを演じたエヴァー・アンダーソンがウェンディ役、「ブラキッシュ」(2014‐2022)のヤラ・シャヒディがティンカー・ベル役で出演。

ロウリーは監督を務めるほか、長年の製作パートナーであるトビー・ハルブルックスと共同で脚本を担当する。製作には、『リンクル・イン・タイム』(2019)のアダム・ボルバ、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)のトーマス・M・ハメルが名を連ねている。

『ピーター・パン&ウェンディ』は2023年4月28日(金)ディズニープラスで独占配信。

Source:Total Film

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。