エルヴィス・プレスリーと妻を描くA24伝記映画、ソフィア・コッポラ監督が就任&配役決定

“キング・オブ・ロックンロール”ことエルヴィス・プレスリーの半生を綴った伝記映画、『エルヴィス』が公開されて大きな話題を呼ぶ2022年。『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)『オン・ザ・ロック』(2020)などのソフィア・コッポラ監督・脚本のもと、エルヴィスとその妻を題材としたさらなる伝記映画の企画が動き出していることがわかった。
米Deadlineによると、A24が北米配給を担当する本作のタイトルは、『プリシラ(原題:Priscilla)』。エルヴィスの元妻、プリシラ・プレスリーの回顧録『私のエルヴィス』(新潮文庫)を原作としており、そこではエルヴィスとの運命的な出会いから、結婚や離婚に至るまでなどの親密な日々が綴られている。コッポラ監督が脚本を兼任する映画では、プリシラの視点を通して物語が紐解かれていくと思われる。『エルヴィス』とはまた一味違った作品となりそうだ。
このたびプリシラとエルヴィス役も決定。主人公プリシラとしてキャスティングされたケイリー・スピーニーは、『パシフィック・リム:アップライジング 』(2018)のヒロインであるアマーラ・ナマーニ役として知られるほか、『バイス』(2018)『ザ・クラフト:レガシー』(2020)などにも出演している気鋭俳優だ。一方、エルヴィス役を演じるのは、ジェイコブ・エロルディ。『キスから始まるものがたり』シリーズをはじめ、「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019-)や『底知れぬ愛の闇』(2022)などに出演し、スピーニーと同じく注目の気鋭俳優である。
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ちなみに、『エルヴィス』にてキング・オブ・ロックンロール役を演じたのは、オースティン・バトラー。そして本作では主人公として焦点が当てられるプリシラは、オリヴィア・デヨングが演じていた。スピーニーとエロルディが再びふたりに息を吹き込む。そのパフォーマンスに注目が集まるところだ。
なお本作の撮影は、2022年秋より開始となる。早ければ、2023年のお披露目もあり得るだろう。
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Source:Deadline