『アントマン&ワスプ:クアントマニア』低評価にカーン役ジョナサン・メジャース「レビュー点数は単なる情報だ」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『アントマン&ワスプ:クアントマニア』はフェーズ5を開幕する重要作として見なされているが、主に批評家から厳しい評価を下されている。本作にてラスボス級のヴィラン、征服者カーン役でデビューを飾ったジョナサン・メジャースは、米Indie Wireのポッドキャスト番組「Screen Talk」に出演した際、ネガティブなレビューをどう思っているか質問に答えた。
「レビューで酷評されても、自分自身の見方は変わらない」というスタンスのメジャースは、プレミア上映後に自分のチームがレビューを見ていたら必ずその感想を訊いて、「自分は楽しんだし、自分の役を大切に思っている」と伝えるようにしていると述べた。また、「映画が特定のレベルに達していることもあれば、そうじゃないこともあります」とし、「人々には意見がありますから」ともコメントしている。
さらに、「統計を見て、“オーケー、47点か”と思っても、これだけの興行収入を得た時に、“47”が何を意味するのか?ただの情報ですよ」とも述べた。メジャースが言及した「47」という数字は、米レビューサイト「Rotten Tomatoes」の批評家スコア(47%)のことだろう。ちなみに観客スコアは批評家スコアの倍近い83%で、まずまずの結果となっている。
メジャースは「レビューはレビュー」と割り切って捉えているようだが、脚本家のジェフ・ラブネスは、「正直、あのレビューには驚かされました。かなり落ち込みました……」、「「良いレビューじゃなかったので、“なぜだ……?”と」と率直に反応。ショックを受けた心痛ぶりを包み隠さず吐露していた。またラブネスは、本作の低評価が次に自身が手がけるMCU映画『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』には影響しないとも明かしている。
きっとファンにとっても、この映画は“47”という数字では表わせない価値があるものだったはずだ。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は公開中。
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Source:Indie Wire