『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の低評価は『アベンジャーズ5』に「影響しない」と脚本家

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は主に批評家から厳しい評価を下されている作品だ。る。米レビューサイトRotten Tomatoesの批評家スコアは48%で、これは『エターナルズ』(2021)の47%に並ぶワースト2の評価。脚本を務めたジェフ・ラブネスは、思わぬ低評価を食らったことに「意気消沈している」と心痛を語っていた。
ラブネスは、『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』でもペンを執ることになっているが、『クアントマニア』の評価が次作に影響する可能性はあるのだろうか?米ポッドキャスト番組「Phaze Zero」に出演したラブネスが、この質問に答えている。
「この作品を受け入れてくれる観客を目にするのは、本当に嬉しくて心温まります。作品を理解している人は分かっているし、みんなが強い意見を持つ映画があるっていうのは楽しいこと。その意見に慣れなくちゃいけなかったし、顔を殴られたような感じでしたけどね。でも、少しは成長したように感じてもいますし、生き生きしていますよ。次の執筆が楽しみです。
今は仕事に影響はありませんが、僕のバッジ(従業員カード)がディズニーで使えるかどうかは、これから分かります。(ディズニーの)ビルに入れるかどうかは様子見ですね。」
今の時点で『ザ・カーン・ダイナスティ』に影響はないと認めつつ、ディズニーを解雇される可能性があるかもしれないと自虐ユーモアで答えを締め括ったラブネス。とはいえ、常に笑顔をたたえながらコメントする姿を見る限り、心配はなさそうだ。
ラブネスは、自身としては『クアントマニア』が大好きだとし、「(カーン役の)ジョナサン・メジャースを脚本に書くことは生涯最高のスリルで、MODOKを登場させるのも本当に楽しかったし、これ以上スリリングな体験はないでしょう」とも述べており、MCUでの仕事を存分に楽しんだようだ。
ラブネスにとって、『クアントマニア』は初の長編映画にして初の大作であり、この仕事で学んだ「痛みなくして得るものなし」を糧に、『ザ・カーン・ダイナスティ』で更なる飛躍を遂げてくれるのではないだろうか。
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は公開中。『アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』は2025年5月2日に米国公開予定。
Source:Phase Zero