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コミック「クァンタム&ウッディ」ドラマ化企画が進行中 ― 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ルッソ兄弟が製作総指揮

アンソニー&ジョー・ルッソ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Anthony_and_Joe_Russo_by_Gage_Skidmore.jpg

バリアント・コミックス社の人気コミック「クァンタム&ウッディ(Quantum And Woody)」のドラマ化企画が米国にて進行しているという。米Deadline誌が報じている。

1997年より刊行が始まった「クァンタム&ウッディ」は、1992年の映画『ハード・プレイ』からインスパイアされたバディ・ヒーロー・コメディ。2013年からライターのジェームズ・アスムス&アーティストのトム・ファウラーによるリ・イマジネーション版の刊行が行われている。

今回の報道によれば、ドラマ版『クァンタム&ウッディ』は米TBS(Turner Broadcasting System)局にて企画の初期段階にあるとのこと。したがって本格的な制作開始はしばらく先になりそうだが、注目したいのはクリエイターの顔ぶれだ。映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ、『SPY/スパイ』(2015)のプロデューサーであるマイク・ラロッカ氏が製作総指揮(エグゼクティブ・プロデューサー)として参加。パイロット版の脚本を『アントマン&ワスプ』(2018)のアンドリュー・バラー&ガブリエル・フェラーリが執筆するという。

2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』の制作を終えたのち、ルッソ監督は自身のキャリアを飛躍させたテレビドラマの世界で多数の作品を控えている。『クァンタム&ウッディ』にも携わるラロッカ氏との共同製作による、映画『ウォーリアーズ』(1979)のリメイク版ドラマでパイロット版の監督を担当するほか、制作が進行している同名グラフィック・ノベルのドラマ化作品Deadly Class(原題)や、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のアンディ・ムスキエティ監督とタッグを組むThe Electric State(原題)では製作総指揮を務めているのだ。

ただしDeadlineは、このドラマ版『クァンタム&ウッディ』について、あくまで企画の初期段階であることを強調している。状況によっては参加メンバーの顔ぶれが変更される、あるいは企画そのものが見直される可能性もあることにご留意いただきたい。企画の続報、および製作チームからの正式発表をじっと待つことにしよう…!

Source: Deadline
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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