ロバート・ダウニー・Jr.『アイアンマン』出演は『スパイダーマン』トビー・マグワイアからの影響があった?

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)立役者の一人であるロバート・ダウニー・Jr.は、MCU第1作『アイアンマン』(2008)への出演を決意する際、サム・ライミ版『スパイダーマン』主演のトビー・マグワイアから得た影響があったという。
ダウニーが米The Hollywood Reporterのポッドキャスト番組で語った。このトークでダウニーは『アイアンマン』1作目当時について、「なぜコミックでも“2軍”だったアイアンマン役が目に留まったのか、その時点でアイアンマンについて何を知っていたのか?」という質問に答えた。
回答としてダウニーは、子供の頃にコミックが大好きだったが、アイアンマンのコミックは数冊読んだことがある程度だったと前置きし、トビー・マグワイアが主演していた映画『スパイダーマン』の撮影現場を訪れたことがあると明かしている。
ダウニーとマグワイアは2000年公開の『ワンダー・ボーイズ』で共演しており、『アイアンマン』後の『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008)でも共演している間柄。ダウニーは、『スパイダーマン』の現場で行われる撮影の様子を「リアルタイムで」目の当たりにし、「どれだけ難しいことをやっているのか、どれだけ報われるべきことをやっているのか、そして、アメコミ映画がどれだけ主流になりつつあるのか」を実感したという。
アメコミ映画について、もともとダウニーはDC映画『バットマン』(1989)でジャック・ニコルソンが演じたジョーカーの「この街は浣腸が必要だ!」というセリフが大好きだったのだそう。コミックやアメコミ映画への親しみも基礎にあったダウニー。彼が訪れた『スパイダーマン』の現場というのがシリーズ何作目であったかは話されていないが、マグワイアから得ていた刺激と共に、『アイアンマン』出演を心に決めたようだ。
なおダウニー・Jr.といえば、かつて薬物問題を抱えており、複数回逮捕もされるお騒がせ俳優でもあった。しかし『アイアンマン』を検討する頃には「十分にクリーンな状態」「より良い自分を実現したいという執着心も戻っていた」といい、「不思議なことに、この役の話が来るより前から週に6回は筋トレをするようになっていた」そうだ。トニー・スターク役という最大のハマり役を得られたのは、何か特別な力が働いていたようでもある。
マグワイアは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)でスパイダーマン/ピーター・パーカー役を再演し、もしかしたら今後の『アベンジャーズ』映画にも再登場するのではないかと噂されている。一方のダウニーはドクター・ドゥーム役として『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』(2026)に再降臨予定だ。
つまり、アイアンマン役ではなさそうだが、マグワイアと共演する可能性もあるかもしれないということだ。2002年公開の『スパイダーマン』からおよそ25年、ダウニーとマグワイアがヴィランとヒーローとして戦うことになったら……?運命を受け入れろ。
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Source:The Hollywood Reporter