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ロバート・ダウニー・Jr.、トム・ホランド最新作『チェリー』を絶賛

チェリー(原題)
Apple TV+

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督、トム・ホランド主演の最新作『チェリー(原題:Cherry)』に、アイアンマン役でおなじみのロバート・ダウニー・Jr.が絶賛の言葉を贈った。

ロバートは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』でルッソ兄弟とタッグを組み、マーベル映画のスパイダーマン役であるトムとは『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)などで師弟関係を演じた。ロバートとトムはプライベートでも師弟のような関係として知られ、4人は深い関係性にある。その縁あって、このたびロバートは『チェリー』のバーチャル・プレスツアーで司会を担当。ロバートのInstagramには、『チェリー』を称える様子の映像が投稿されている。

「率直に言って……この映画は、誰もが巻き戻して観ることになると思います。特に5年のうちは、どの場面であれ、誰もが観たくなるだろうと。これは一本の映画に対して言える最大の褒め言葉で、つまり何度も観るに耐えうる強度があるということ。それは瞑想のようでもあり、これほどの危機が重なっている今、大きな意味をもつ作品をみなさんが作り上げたということです。」

ロバートのコメントは文脈から切り離されているため、「これほどの危機が重なっている今」という言葉が、具体的にどの出来事を指すものかは判然としない。しかし「米軍に、そして彼らの体験に祝福があることを祈ります」とも口にしていることから、新型コロナウイルスの感染拡大やドナルド・トランプ大統領の支持者による米連邦議会の占拠など、昨今のあらゆる出来事を指すものと推測することは容易だ。

『チェリー』への賛辞に加え、ロバートがこのような言葉を語ったのは、本作が「とある平凡な男が軍隊に入り、イラク戦争でPTSDを患い、帰国後にオピオイド(麻薬性鎮痛薬)の依存症となり、やがて犯罪に手を染めていく」という物語だからだ。しかも同名の原作小説は、著者であるニコ・ウォーカーの実体験に基づく(ウォーカーは2011年に逮捕され、獄中から小説を執筆)。オピオイド依存もまた、アメリカ社会の抱える大きな問題となっている。

チェリー(原題)
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以前、アンソニー監督は本作について「青春映画であり、恋愛映画であり、戦争映画であり、強盗映画であり、薬物依存を描く映画。複雑な人生の体験がごちゃ混ぜになっている」と語っていた。また、主人公を演じて新境地を開拓したトムを、ジョー監督は「オスカー級の演技」と絶賛。さて、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経たルッソ兄弟とトム・ホランドの挑戦は、どのような形で結実したのか……。ロバート・ダウニー・Jr.もお墨付きの一作が、その全貌を明らかにするまであと少しとなってきた。

映画『チェリー(原題:Cherry)』は2021年3月12日(金)よりApple TV+にて世界独占配信。米国では2月26日より劇場公開される。

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Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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