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ロバート・ダウニー・Jr.『シャーロック・ホームズ』ユニバースを企画中 ─ 『アベンジャーズ』マーベルでの経験活かす

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
© Warner Bros. Pictures 写真:ゼータ イメージ

ロバート・ダウニー・Jr.が、代表作『シャーロック・ホームズ』シリーズのユニバース化を企画している。2020年10月5日(米国時間)、米Fast Company主催の「Fast Company Innovation Festival」にて、ロバートと妻のスーザン・ダウニーが語った。

『シャーロック・ホームズ』シリーズは2009年に第1作、2011年に第2作が公開され、第3作(タイトル未定)は2021年12月の米国公開を目指して企画が進行中。コロナ禍の影響は不明だが、ホームズ役のロバートとワトソン役のジュード・ロウが続投し、監督を『ロケットマン』(2019)のデクスター・フレッチャーが務めることがわかっている。

このたび、ロバートは「今のところ(映画界に)ミステリーのユニバースは存在しませんが、コナン・ドイルの作品は今にもしっかり通じると考えています」と語った。「多様性や異なる時代、要素を描けるスピンオフを今後作れないとしたら、どうして3作目を作るんだろうとさえ思います」。プロデューサーであり、製作会社チーム・ダウニーを牽引するスーザンも、3作目を「さらなる拡大のチャンス」だと述べ、キャラクターのスピンオフ作品をテレビで展開させていく可能性を示唆した。

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スーザンが言及しているのは、『シャーロック・ホームズ』を手がけるワーナー・ブラザースの親会社・WarnerMediaが特に注力する、HBOとHBO Maxの存在だ。チーム・ダウニーはHBOとファーストルック契約を結んでおり、ドラマ「ペリー・メイスン」(2020-)を共同製作している。この関係性を活かせば、『シャーロック・ホームズ』のユニバース化も十分に考えられるだろう。

ロバートは「シャーロック・ホームズ・ユニバース」について、「別のところでやられていることを繰り返したくない。これまで以上に多面的なモデルになると思う」と語った。『アイアンマン』(2008)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)まで出演したマーベル・シネマティック・ユニバースでの経験が、自身の構想には役立っているという。

「(マーベルで)僕が見たのは、とても謙虚な始まりが、非常に予想外の結果を生み、大きな創造的リスクを背負い、しかし可能性に賭けてもいたということ。それから、適切な人材もいましたね。」

なお、現時点では『シャーロック・ホームズ』第3作以降の企画は具体的に存在しないとのこと。しかしロバートらが構想している通り、すでに“その後”の話し合いは始まっているという。もちろん内容は謎に包まれているが、いずれそちらもロバート・ダウニー・Jr.=シャーロック・ホームズが解き明かしてくれることだろう。

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Source: Fast Company

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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