ザック・スナイダー新作SF『Rebel Moon』、『スター・ウォーズ』のような作品を目指す

『ジャスティス・リーグ』(2017)ザック・スナイダー監督の最新作、Netflixが放つSF超大作『Rebel Moon(原題)』は、2部構成になるようだ。米Varietyの取材でNetflixの幹部であるオリ・マーマーが認めた。
本作は2部作として企画されていた。マーマーは『Rebel Moon』について、「2部作構成で製作されていますよね」と尋ねられ、次のように答えている。実際に続編が製作される意向が改めて判明した格好だ。
「ザックは、大きな情熱を抱いて参加しました。これは、彼が何十年も前から温めていた映画なんです。ご存知のように、彼は他のスタジオで他の人のIP(知的財産)に取り組んで多くの時間を費やしました(編注:DC映画のこと)。彼とは、『アーミー・オブ・ザ・デッド』で一緒に組んで他の人が出来ないようなことをやり、その映画を作ってから前日譚(『アーミー・オブ・シーブズ』)を作り、VR体験もローンチしました。
『Rebel Moon』では再び限界に挑みたかったんです。彼が創り出した世界の大きさを目の当たりにして、1本よりも2本の映画にしたほうがいいと思いました。これは大きくし続けられるようなストーリーです。彼はこの映画を、『スター・ウォーズ』のような作品を作るかのように考えていますからね。」
もともと本作は、黒澤明監督『七人の侍』(1954)に触発されたスナイダーが、『スター・ウォーズ』の新作としてルーカスフィルムに持ち込んだ企画。残念ながらその形では実現しなかったが、『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)でタッグを組んだNetflixで再始動させて実現したパッション・プロジェクトだ。
本作の舞台は、暴君バリサリウス率いる軍勢の脅威にさらされた銀河系辺境 の平和なコロニー。人々は、この脅威に立ち向かう力を持つ戦士を近隣の惑星から集めるべく、謎の過去を持つ1人の若い女性を送り出すが……。
主演を務めるのは、『キングスマン』(2014)『アトミック・ブロンド』(2017)などのソフィア・ブテラ。共演には、『パシフィック・リム』(2013)のチャーリー・ハナム、『シャザム!』シリーズのジャイモン・フンスー、『デッドプール』(2016)のエド・スクライン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のミキール・ハースマンら。名優アンソニー・ホプキンスが戦闘ロボット・JC1435の声優を務める。
2部構成となるNetflix映画『Rebel Moon(原題)』は2023年12月22日(金)独占配信。
Source:Variety