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【ネタバレ】『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』ラストシーン解説 ─ ストーリー&キャラクター紹介も

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
(L to R) Tom Hopper, Chad Rook, Hannah John-Kamen, Robbie Amell in Screen Gems RESIDENT EVIL WELCOME TO RACCOON CITY

この記事には、『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』および『バイオハザード』ゲームシリーズのネタバレが含まれています。

ストーリーのおさらい

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
Screen Gems RESIDENT EVIL WELCOME TO RACCOON CITY

ラストシーン/ポストクレジットシーンの紹介に入る前に、まずはゲームシリーズの1作目と2作目が基になった本作の物語を簡単におさらいしたい。舞台となるのは、アンブレラ社の拠点がある街、ラクーンシティ。この街の孤児院で育った主人公クレア・レッドフィールドは、アンブレラ社がある事故を起こしたことで、街に異変が起きていることに気付き、ラクーンシティへと戻ることに。ラクーン市警の兄、クリス・レッドフィールドはクレアの言うことをありえない陰謀論とあしらうのだった。

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そこでクリスをはじめ、同僚のウェスカー&ジルらは、ブライアン・アイアンズ署長から警察署に呼び出され、ブラヴォーチームがスペンサー邸の死体の件で調査に向かったところ、連絡が取れなくなったことを告げられる。ブラヴォーチームの消息及びに、街で起きている異変との繋がりを調査するため、クリスらはスペンサー邸に向かうことになる。しかし、そこはすでに荒れ果てていた。スペンサー邸での調査が進んでいくうちに、ウェスカーが裏切り者であることが判明し、またアンブレラ社が秘密裏に行ってきた人体実験の真実を知ることになるのだった。

物語の最後には、別の方向から事件の真相を追っていたクレア&レオンが、クリス&ジル&シェリーと合流し、凶暴な怪物と化した科学者のウィリアムとバトル。悪戦苦闘する中、ラストにはレオンがロケットランチャーを手に入れ、ウィリアムを容赦なく粉砕する。その後、ラクーンシティとスペンサー邸は組織の思惑通りに破壊されてしまい、アンブレラ社の実験の証拠は全て消えてしまう。“生存者なし”と画面に文字が表示されるも、その直後、クリス&ジル&シェリー&クレア&レオンが無事に脱出を遂げる場面が登場し、本作は一旦幕を閉じたのである。

ポストクレジットシーン

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
(LtoR) Robbie Amell, Chad Rook, Hannah John Kamen, and Tom Hopper in Screen Gems RESIDENT EVIL WELCOME TO RACCOON CITY

映画本編では、クリス&ジル&シェリー&クレア&レオンが生存者であることが判明した。ところが、ポストクレジットシーンでは、“6人目の生存者”がいたことが明らかになる。それは死亡したと思われていたウェスカーだ。物語の終盤、ウェスカーはジルに銃で撃たれてしまう。ジルの助けを拒み、その場所で死ぬことを選択したウェスカーだったが、ポストクレジットシーンでは死体袋の中で目を覚ます場面が登場した。

なぜか生き返っていたり、目が見えなくなっていたりと、状況を全く理解できずにいるウェスカー。そこに謎の女性が前に現れ、目が見えない理由が、生き返る上での副作用だったことを告げられる。そしてウェスカーはゲームでおなじみのサングラスを渡され、その場を去ろうとする彼女に名前を聞き出すと、「エイダ・ウォンだ」と彼女は答えるのだった。

監督・脚本を務めたヨハネス・ロバーツは、米IGNでポストクレジットシーンについて、“ウェスカーのストーリーのはじまり”を意味する場面であることを説明している。なおエイダ・ウォンを演じたのは、リリー・ガオ。『KIN/キン』(2018)などに出演していた気鋭俳優だ。

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エイダ・ウォン

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ポストクレジットシーンは、ウェスカーを生き返らせることに成功した謎の女性、エイダ・ウォンが自身の名前を彼に告げるところで幕を閉じたため、その正体については全く説明されていない。謎に包まれたエイダだが、実のところ映画のオリジナルキャラクターというわけではなく、ゲームに登場する人物のひとりなのだ。

エイダは、アンブレラ社とは敵対関係にある企業組織、H.C.F.所属の冷静沈着で一流の戦闘能力を誇る産業スパイで、ウイルスを回収するために暗躍している。そんなエイダが本格的に姿を現したのは、本作の基となった『バイオハザード2』からで、本記事では同作における彼女の物語を中心に紹介したい。※『バイオハザード2』『バイオハザード RE:2』などで内容が少し異なる。

同作でエイダは、ウェスカーよりG-ウイルスのサンプル入手の指令を受けて、ラクーンシティが混乱状態に陥るなか警察署に潜入。そこでエイダはレオンと出会い、彼には本当の正体を明かさず、行動を共にすることになる。やがてエイダは、レオンの正義感に溢れた行動に心動かされ、彼への恋愛感情が芽生えていく。

しかし、エイダはレオンとは最終的に離れ離れになってしまう。ここでエイダは死亡してしまったと思われていたが、後に生き延びていたことが判明する。『バイオハザード2』以降、エイダはシリーズに登場し続けているが、彼女の素性や目的などはいまだ謎に包まれており、“エイダ・ウォン”は偽名とされている。また、ウェスカーとの関係性が気になるところだが、それもまた確たることはわかっていない。映画の続編が製作されることになれば、ふたりの関係性が独自の解釈のもと紐解かれていくことになりそうだ。

また、『バイオハザード4』でエイダは、閃光を発する特殊なサングラスを使用していた。映画のポストクレジットシーンにて、エイダがウェスカーに渡したものと関係があるのかは定かでないが、こちらも気になるところだ。

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、2022年1月28日(金)より公開中。

Source:IGN

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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