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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』続編、望まれてなお監督「ありえない」 ─ 世論調査受け、ロバート・ゼメキス再否定

東京コミコン2017 東京コミコン2017 バック・トゥ・ザ・フューチャー
©THE RIVER

今なお愛され続ける『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに、もしも続編となる第4作目が製作されたら…。そんな可能性を、ロバート・ゼメキス監督が改めて否定した。ファンが最も続編を望んでいる映画が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』であると知った上での返答だ。

これは、2018年11月に発表された世論調査の結果を受けてのもの。2,201人を対象にした調査の中で、「もしも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の新作が公開されたら観たいか」との質問に「観たい」との回答は合計71%。この期待の声は同調査の中でも最高値となり、同シリーズは「最も新作が望まれている」映画となったのだ。

かねてより「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』新作はありえない」と断言していたロバート監督だが、ファンの熱望が数値化されてもその気持ちは揺るがない。先の世論調査は、「新作が公開されたら観たいか」との質問に「とても観たい」「やや観たい」「あまり観たくない」「全く観たくない」「分からない/意見なし」の5択から選ぶものだったが、英Yahoo!Moviesのインタビューでロバート監督は、「質問が特定的」「どれも同じ回答になるのでは」として信ぴょう性に首を傾げる。

「ファンの皆さんが本当に言っていることって、この映画が本当に好きだから、もしも可能なら観てみたいということでしょう。それはありえないってことも、理解されているはず。」

ロバート監督が続編へ否定的であるのに対して、エメット・ブラウン博士(ドク)を演じた俳優クリストファー・ロイドは「(出られたら)うれしいです。4作目には出たいですよ」と肯定的。その上で「まずは、ロバート・ゼメキス(脚本・監督)やボブ・ゲイル(脚本・製作)がもう一本やりたがるかどうか。それから一番大切なのは、二人が優れたアイデアを考え出せるかどうか」とも懸念している。ロバート監督が改めてその可能性を否定したことから、やはり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はこれまで通り、3部作で完結したものと考えておくのが良いだろう。

なお脚本・製作のボブ・ゲイルも、遡ること2008年にはきっぱり「No」と答えている。「皆さん、やたらと続編を作りすぎてしまって、”あれは止めとけばよかったのにね”って言われているのを見たことがあるでしょう。あえて名前は挙げませんけど、分かりますよね!」

Source:Yahoo!Movies(via CBR),/Film

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。