『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』脚本、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』監督も参加していた

スター・ウォーズ』シリーズのアナザー・ストーリー(スピンオフ映画)第1弾、ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)は、制作中から数多のトラブルが聞かれた作品だった。公開を約半年後に控えた2016年夏、ディズニー/ルーカスフィルムは全編の半分を撮り直すという決断に踏み切ったのである。

ギャレス・エドワーズ監督からバトンを受け取り、再撮影や編集にあたったのが、完成版に「脚本家」としてクレジットされているトニー・ギルロイだ。しかしながら本作のシナリオは、完成に至るまで、複数の脚本家によって何度も書き直されていたという。主に脚本を担当した『アバウト・ア・ボーイ』(2002)のクリス・ワイツ氏が混乱の脚本作業を明かしている。

『ミッション:インポッシブル』脚本家、『ローグ・ワン』に参加


『ローグ・ワン』の原案を手がけたのは、米ILM社のVFXスタッフであるジョン・ノール、そして脚本家のゲイリー・ウィッタだ。クリス氏は、ゲイリーによる草稿が完成したあとにプロジェクトに携わったという。ポッドキャスト「Happy Sad Confused」では、『ローグ・ワン』に関わった脚本家たちの名前が証言されている。

「ゲイリー・ウィッタが最初の草稿を書いて、そのあと僕が参加して、いくつか草稿を書きました。僕のあとにトニー・ギルロイが加わって、クリストファー・マッカリースコット・Z・バーンズが参加しています。デヴィッド・アーントも少し書き足して、それからトニー・ギルロイが戻ってきたんです。驚かされたのは、(脚本が)すごく良くなったことですよ。どの段階でもたくさんの脚本家が関わっていてね。」

『ボーン・アイデンティティー』シリーズのトニー・ギルロイ、『ユージュアル・サスペクツ』(1995)や『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のクリストファー・マッカリー、『インフォーマント!』(2009)や『コンテイジョン』(2011)のスコット・Z・バーンズ。クリス氏が「デヴィッド・アーント」と述べている人物は、おそらく『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)の執筆に関わったマイケル・アーントだと思われる。

 

2016年、クリストファー・マッカリーが『ローグ・ワン』の脚本に携わっているという噂は流れていたものの、当時は真相が明らかになっていなかった。事実として、完成した映画に脚本としてクレジットされたのはクリス・ワイツとトニー・ギルロイのみだったのである。しかし作業量こそ不明ながら、クリストファーが『ローグ・ワン』に一時携わっていたことは確かだったようだ。それからクレジットされていないものの、さらに複数の脚本家が筆を執っていたことも……。

 ミッション:インポッシブル/フォールアウト

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』クリストファー・マッカリー監督 © 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

本作の劇場公開から16ヶ月が経過した2018年4月、トニーは『ローグ・ワン』製作の舞台裏について「混乱していて、散らかっていた」、「それはもう酷い、酷い状況でした。とにかく前進するのに必死でしたよ」と振り返った。ハリウッドの才能が束になって挑んでもなお――あるいは修復のために携わった人間が多すぎたのか――現場が激しいパニック状態にあったことは間違いない。

しかしながらクリス氏は、それでも『ローグ・ワン』という作品は「すべてギャレス・エドワーズの手柄ですよ」と話している。「この映画の質感は、ギャレスが美しく作り上げたものから生まれているわけですからね。」

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』MovieNEXは現在発売中。
クリストファー・マッカリー監督の最新作、映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は2018年8月3日(金)より全国の映画館にて公開中。

Sources: HSC, The Playlist

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