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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、結婚式エンドの案あった ─ デス・スターを謎の存在とするミステリー演出案も

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)と『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)の中間、命をなげうってデス・スター設計図の奪還任務に挑んだ名もなき戦士たちを悲哀を込めて描く『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)は、『スター・ウォーズ』シリーズの中でも傑作との呼び声高い一作だ。公開版は劇的な物語となったが、その脚本製作段階においては実に様々なアイデアが飛び交っていた模様。脚本を手がけたクリス・ウェイツが、米ポッドキャスト番組のCult Poptureに興味深いエピソードを語った。

この記事には、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のネタバレが含まれています。


『ローグ・ワン』の物語は、帝国軍が秘密裏に計画を進めていた巨大要塞デス・スターの猛威を防ぐため、その設計図を盗み出すというもの。劇中では序盤より「プラネットキラー」と呼ばれる、デス・スターの恐るべき計画が突き止められていた。この要塞は銀河に不気味と浮かんでおり、開発は着々と進行。既にスーパーレーザーも砲撃可能な状態で、無慈悲にも衛星ジェダの一部を灰に葬るなど、劇中を通じてその脅威を見せつけた。

製作段階では紆余曲折を経たことがよく知られる『ローグ・ワン』だが、初期の構想においてはデス・スターをヴェールに包んでおく案があったのだという。クリス・ウェイツが語る。

映画の冒頭で、デス・スターがあのデス・スターになるとは分からないようになっていたんです。反乱軍は、ただ何か不穏な動きを察知しているだけで、それが何なのかを突き止めよう、という。映画を通じて、恐怖感が増していくんです。」

その後、デス・スターの存在は冒頭部分で早々に明かされる脚本に変わっている。「観客の間ではお馴染みの存在を、なぜ隠す必要があるのか」と疑問視したというウェイツは、”劇的アイロニー”、つまり、観客には分かっているが劇中の人物は知らないことになっている、という意味の言葉で表現した。

またこの度のトークでは、ウェイツから他の変更点についても明かされている。例えば、ローグ・ワンが全滅せずに終わるというもの。登場人物が全員死亡するなんてディズニーが許してくれないと思っていた、というエピソードまではこれまでも語られていたものだが、ウェイツが加えたところによると「結婚式で終わる」案があったという。

具体的に誰の結婚式だったかは明かされていないが、ジン・アーソとキャシアン・アンドーのものと考えるのが自然だろう。そうであれば、公開版のラスト、スカリフで死の爆撃に呑まれながら交わした抱擁に、また深い意味が込められることになる…。

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Source:Cult Popture

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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