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『アイアン・ジャイアント』監督、『レディ・プレイヤー1』へのキャラ登場喜ぶ「スピルバーグには大きな恩がある」

レディ・プレイヤー1
© Warner Bros. 写真:ゼータ イメージ

映画『レディ・プレイヤー1』の予告編で映画ファン・アニメファンを驚かせ、本編でも観客の期待を裏切らない活躍を見せるのが巨大ロボット アイアン・ジャイアントだ。
その初登場となったアニメ映画『アイアン・ジャイアント』(1999)は、公開当時アニー賞を9部門受賞するなど高い評価を獲得。監督を務めたのは、のちに『Mr.インクレディブル』(2004)や『レミーのおいしいレストラン』(2007)、実写映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)などを送り出すブラッド・バードだった。

最新作『インクレディブル・ファミリー』(8月1日公開)を控えた今、ブラッド監督は『レディ・プレイヤー1』にアイアン・ジャイアントが大きな役割で登場したことに喜びのコメントを発している。実は、『レディ・プレイヤー1』を手がけたスティーヴン・スピルバーグとブラッド監督の間には浅からぬ関係があったのだ……。

「スティーヴンは僕に大きなチャンスをくれました。初めて脚本を書いて、監督を担当した仕事はスティーヴンと一緒だったんですよ。だから僕は、スティーヴンに大きな恩があるんです。」

ここでブラッド監督が言及しているのは、かつてスティーヴンが製作したドラマシリーズ『世にも不思議なアメージング・ストーリー』(1985-1987)のこと。1987年、ブラッド監督は同作の1エピソード「ワンワン騒動記」で脚本・演出デビューを果たしたのだ。彼が共同脚本として携わった映画『ニューヨーク東8番街の奇跡』(1987)でもスティーヴンは製作総指揮を務めていた。

『アイアン・ジャイアント』の権利は、現在『レディ・プレイヤー1』を製作したワーナー・ブラザースが有している。したがってブラッド監督とスティーヴンが改めて面会することはなかったようだが、登場の知らせを聞いたブラッド監督は非常に喜んだという。

「(アイアン・ジャイアントが)出てくると聞いた時はうれしかったですよ。だって彼(スティーヴン)は大好きな映画監督の一人ですし、僕は彼の仕事に多くを学びましたから。素晴らしい監督です。誰の作る映画にアイアン・ジャイアントが出てきてもうれしいと思うんですが、それがスピルバーグの映画なら……最高に決まってますよね。」

映画『レディ・プレイヤー1』は2018年4月20日より全国の映画館にて公開中

『レディ・プレイヤー1』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/

Source: The Playlist
© Warner Bros. 写真:ゼータ イメージ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。