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ハルク役マーク・ラファロ、スパイダーマンのMCU残留を喜ぶ ─ ハルク再登場の可能性は「分からない」

マーク・ラファロ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36243137665/

すべての始まりとなった『アイアンマン』(2008)から12年目の2019年、マーベル・シネマティック・ユニバースには大きな出来事が相次いだ。ひとつは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で物語に大きな区切りがつけられたこと、もうひとつはスパイダーマンがMCUを離脱する可能性が報じられたことだ。結果的に、MCUを指揮するディズニー/マーベル・スタジオと、スパイダーマンの映像化権を有するソニー・ピクチャーズが再契約を実現させ、“親愛なる隣人”のMCU離脱は回避されている。しかし報道が流れた当時、ファンも関係者も大きな動揺を隠さなかった。

このたび、ハルク役のマーク・ラファロは、スパイダーマンがMCUに無事残留することについて、米Entertainment Tonightにて喜びの言葉を語っている。

「素晴らしいことだと思います。彼(トム・ホランド)は最高だし、素晴らしい俳優。(マーベルとソニーが)うまくやってくれて、良かったと思いますよ。彼らにとっても良いことです。」

少し言い淀んでから、ラファロは「彼らが全てうまくやってくれたあとでも、想像できないんです」と付け加えた。「どうやって(スパイダーマンを)別々にするのかなんて」

もともとマーベルは、スパイダーマンの映像化権をソニーに売却しており、それゆえピーター・パーカーのMCU登場は困難だった。その局面を打破したのが、マーベル・スタジオとソニーの事業提携である。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)におけるスパイダーマンの参戦は世界中のファンを興奮させ、続く『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)ではピーターの成長とともに、トニー・スターク/アイアンマンとの師弟関係が描かれるなど、スパイディはMCUの物語に早くから深く関わることになった。

『シビル・ウォー』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、そして『アベンジャーズ/エンドゲーム』を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、スパイダーマンのMCU参戦について「そもそもが難しすぎた」と内情を語っている。しかし、いったん加わってしまえば、もはやいなくなることの方が想像できなくなってしまうもの。それはラファロだけでなく、MCUを追いかけてきたファンも同じだろう。

ともあれ、スパイダーマンは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)に続く単独映画第3作(タイトル未定)が2021年7月に米国で公開されることが決まった。では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経たブルース・バナー/ハルクの次なる出番はどうなるのか。トーク番組「The Late Show with Stephen Colbert」で「またハルクは登場しますか?」と尋ねられると、ラファロは「分かりません。本当に知らないんです」と答えつつ、こう口にした。

「この間、ブロックバスター・アワード(映画賞)でケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)を僕が表彰したんです。その時、彼に“まだ(ハルクの)物語は残っていると思う?”と聞かれて。僕が“いくつかストーリーは思いつくと思いますよ”と答えたら(笑)、“じゃあ(オフィスに)来てほしい、話をしましょう”と言われましたね。」

ちなみにマーベル・スタジオは、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて、女性がハルクになる物語を描くドラマ「シーハルク(原題:She-Hulk)」を準備中。まずは、ここにラファロが出演するかどうかがポイントとなりそうだ。

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Sources: Entertainment Tonight, The Late Show

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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