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『アベンジャーズ』ルッソ監督、マーベル再仕事なるか ─ 「今後5〜10年でスタジオの半数が消滅する」

アンソニー&ジョー・ルッソ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Anthony_and_Joe_Russo_by_Gage_Skidmore.jpg

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)での監督など、マーベル・シネマティック・ユニバースにおける最重要クリエイターの一組となったアンソニー&ジョー・ルッソには、『エンドゲーム』以来となるマーベル・スタジオとの再タッグの話題があった。2021年9月、米The Wall Street Journalが、ルッソ兄弟が「マーベルの新作映画」のため交渉に入っていると伝えていたのだ

もっとも、当時は進行中だったスカーレット・ヨハンソンの訴訟問題があって、交渉が棚上げとなっていたと伝えられていた。その後、ヨハンソンとディズニーは和解に落ち着いていたが、ルッソ兄弟の交渉はどうなったのだろう?

ジョー・ルッソ監督は米Varietyにて、「交渉中ということなら、その内容についてコメントするのは不適切」として明言を避けた。肯定も否定もしない形であるが、ヨハンソンの訴訟問題については、「訴訟が解決したことは嬉しいです」とコメントしている。「重要な変化が起こっていると考えています。この変革の中で、アーティストを尊重しようという考えが進んでいるんだということが良くわかる一件でした」。

一方で、激動の最中にある映画業界について、「今、企業はパニックに陥っています」と危惧。「これから5〜10年で、おそらくスタジオの半分が消滅するのではないでしょうか。業界が劇的に変わりました」と予想している(Varietyの記事では明言されていないが、ストリーミングサービスの台頭やコロナ禍など、たしかに映画業界は現在大きく揺さぶられている。ヨハンソンの訴訟も、こうした変化に起因したものだった)。

その流れでジョーは、「インデペンデント映画が劇場で復活することは、もうないのでは」とも述べている。ジョーの考える解決案は「デジタル配信にして金を稼ぐこと」だ。「その方が悩むこともない。Netflixにとって最も簡単なことは、小規模な映画にゴーサインを与えること。私含め、多くのフィルムメーカーが気付いたのは、誰からも(クリエイティブ上において)邪魔されないということです。信じられない経験です」。米Deadlineでは、「映画は進化する。劇場がどうなっていくかは分からないが、よりプレミアムなものになるのでは」との発言が紹介されている。

『エンドゲーム』後にルッソ兄弟が監督または製作を手掛けた作品には、NetflixやApple TV+といった配信向け作品が多い。ちょうど日本では、プロデュース作『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』が2021年11月19日より公開となるが、これは本国ではNetflix配給の配信作品だ。ジョーも多くのフィルムメーカーやプロデューサーと同じく、配信コンテンツの分野に創作上の自由と活路を見出している。

今後の注目作は、クリス・エヴァンスとライアン・ゴズリング出演のスパイ・アクション映画『The Gray Man(原題)』。人気小説「暗殺者グレイマン」の映像化作品で、非常に激しいアクション描写が期待される。ルッソ兄弟が監督を手掛けるこちらの新作もNetflix向けとなっている。

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Source:Variety,Deadline

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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