『アベンジャーズ』監督、X-MENやデッドプールのMCU合流を確信 ─ 「フォックス買収には大きな価値がある」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』のアンソニー&ジョー・ルッソ監督が、ディズニーによる20世紀フォックス買収についてコメントした。

X-MENとデッドプールのMCU合流を「確信」
ルッソ監督は2018年12月3~4日(米国時間)、米Business Insiderの主催するカンファレンス・イベント「IGNITION」に登壇。トークの中で、現在20世紀フォックスが映像化権を有しているX-MENやデッドプールが、『アベンジャーズ』シリーズなどのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に合流する可能性に言及している。イベントの様子を米INSIDERが伝えた。
「(合流を)確信していますよ。ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)は、この業界において歴史的な動きの中にあって、(X-MENやデッドプールといった)キャラクターを巨大なマーベルの傘下に収めることになります。それがいつになるのか、(ケヴィン社長と)具体的な話をしたことはありませんが、今回の買収は大きな価値を生み出したと信じています。マーベルをさらに立体化して、描ける物語を前進させるという点で。」
ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOは、2018年9月の時点で、映画版『X-MEN』シリーズの指揮をいずれケヴィン社長が務める方針を示していた。ボブ氏は、将来的にマーベル映画をケヴィン社長が一手に担うことが「唯一の道」だと話したのである。ちなみに『X-MEN』シリーズでウルヴァリン役を演じていたヒュー・ジャックマンも、ケヴィン社長への信頼を明かし、MCU版『X-MEN』の実現を「100%楽しみ」にしていると語っていた。
ディズニーと21世紀フォックスの事業統合は2019年夏ごろに完了するとみられており、X-MENやデッドプール、ファンタスティック・フォーのMCU合流計画が本格的に動き出すのはそれ以降となる。ボブ氏によれば、ケヴィン社長には合流について「たくさんのアイデアがある」とのこと。もちろんMCU全体の計画もあるはずだが、間違いなくヒーロー映画史上最大となるクロスオーバーはいかにして実現するのか……。
ちなみに『アイアンマン』(2008)に始まったMCUの物語は、2019年春公開の『アベンジャーズ』第4作で大きな区切りを迎える。マーベル映画を取り巻く状況は、2019年からの数年間で大きな転換を迎えることとなりそうだ。
Source: INSIDER