『ブラックパンサー』監督、映画学校生徒に激励「自分というものを確立しよう」 ─ 学校に5万ドル寄付、生徒をプレミア招待

『ブラックパンサー』のライアン・クーグラー監督が、非営利の無料映画学校「ゲットー・フィルム・スクール」ロサンゼルス校を訪問。映画製作者を目指す生徒へ熱いアドバイスを贈ると共に『ブラックパンサー』のプレミアへ招待した。米マーベル・エンターテインメントがその様子を動画で伝えた。


ゲットー・フィルム・スクールは、映画製作の道を志す若者の育成を目的として2000年に設立。授業料はすべて無料で、現在ニューヨークとロサンゼルスに校舎を置いている。「ゲットー」はナチス統治下のヨーロッパにおけるユダヤ人強制収容所の名称で、現在では米国内でのマイノリティ居住地区を指す場合もある。ネガティブなイメージの言葉をあえて校名にしたのは、ある生徒の「ゲットーみたいな映画学校は嫌だよね」という冗談がきっかけだったのだという。

少々特殊な名前を持つこの映画学校に、2018年1月27日、プログラムの一環でライアン・クーグラー監督が招かれた。期待の『ブラックパンサー』公開を控え、今一番勢いのある監督の登場に拍手で迎える生徒たち。クーグラー監督の口から、マーベル・スタジオのプロモーショナル・パートナーであるシンクロニー銀行が50,000ドルを学校に寄付したことが明かされると、教室は歓声に包まれる。続いてクーグラー監督はこんなアドバイスを生徒に贈る。

自分であり続けること。この業界は変わった場所です。人生が変わるくらいにね。自分が誰であるかということをまず確立してください。たぶん、皆さんはまだだと思うから。そして自分を確立したら、そこにしがみつくこと。おずおずしないこと。そうすれば、唯一無二の存在になれるはずです。」

また監督は、生徒からの「映画監督をやっていると、あまりにも多くのことが起こって打ちのめされてしまうことがあります。監督も同じですか?」との質問に、次のように答えた。

毎日感じますよ。僕が見つけたコツは、サポートしてくれる人たちを集めて、やりたいことを理解してもらう、ということ。それから、信じることですね。この仕事は、めちゃくちゃ大変だからね。

 

そして最後に監督からサプライズが。「皆、月曜日の夜は空いてる?『ブラックパンサー』のワールド・プレミアのチケットがあるんだけど。

クーグラー監督の粋な計らいに教室は沸き立ち、中には歓喜のあまり雄叫びを上げる生徒の姿も見える。プレミア当日、生徒たちはドレスアップして参加。ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンやナキア役のルピタ・ニョンゴらと交流し興奮する様子も収められた。

映画学校の生徒をこれほどまでに熱狂させた『ブラックパンサー』は、ワールド・プレミアを鑑賞した人々からは「この映画は文化的な事件」「最高にカッコいい」などと軒並み高評価。一般公開の前から注目を集めており、授業で『ブラックパンサー』を観に行くと知らされた子どもたちが喜びのダンスを踊る動画も話題を呼んでいた。

映画『ブラックパンサー』は、日本では2018年3月1日より全国ロードショー。

(文:まだい)

Source: http://comicbook.com/marvel/2018/02/16/black-panther-ryan-coogler-ghetto-film-school/
http://www.nytimes.com/2007/09/13/movies/13ghet.html
Eyecatch Image:https://youtu.be/7JGKtErJ8f4

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