『デッドプール』映像流出から6年、ライアン・レイノルズが記念映像を公開 ─ Netflix「未解決ミステリー」のパロディで

いまやマーベルを代表する人気映画となった『デッドプール』シリーズも、当初はその過激さゆえに実現が危ぶまれていたことで知られる。事態を好転させたのは、2014年7月28日(米国時間)にVFXのテスト映像が流出し、好評が寄せられたこと。これを受けて、20世紀フォックスは『デッドプール』(2016)の米国公開日を決定したのだ。
それにしても、問題の映像をオンラインに流したのはいったい誰だったのだろう…? おなじみライアン・レイノルズは、“流出6周年”の記念映像を自身のTwitterにて公開している。
It’s why the next #Deadpool film is taking so long. Still trying to solve this. Happy #Leakaversary pic.twitter.com/w6Ld5NhKYu
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) July 28, 2020
公開された映像は、『デッドプール』の映像を基にした、Netflixオリジナルシリーズ「未解決ミステリー」のパロディとなっている。「未解決ミステリー」は、1987年以降、テレビ局やプラットフォームを変えながら展開されてきた、実在する未解決事件の真相を追うドキュメンタリーシリーズ。2020年、Netflixにて10年ぶりの復活を果たしたことで話題の同作を、さっそく俺ちゃんがイジりに行っているわけである。映像のタイトルは「未解決ミステリー」ならぬ「未解決リーク(Unsolved leak)」だ。
ところで『デッドプール』の次回作は、ディズニーと20世紀フォックスの事業統合を受けて、実現の時期がわからない状況。2019年末、ライアンは企画が進んでいることを明かしており、2020年5月には「マーベル・シネマティック・ユニバースに入るならとんでもないことになる。[中略]独自の方向性を続けるにしても無限の方向性がある」と語っていた。方針は未知数ながら、水面下で“なにか”は動いているのだろう。ちなみに今回、ライアンは映像に「次回作にすごく時間がかかっているのはこのためです。いまでもこの事件を解決しようとしています」とのメッセージを添えているが……これはもちろんジョークである。